前回までの記事の続きです。

 喜多方駅に38分の遅延で到着しました。ここで快速「あがの」号から下車しました。

 相変わらず風は強く、雪が舞っている…というより風に飛ばされて流れているといった感じです。
 ただ、空は薄日も射したりして少し明るさがありました。
 乗車してきたJR東日本GV-E400-7(この列車の編成の最後尾に組まれていました)を見送ります。
 GV-E400系シリーズは私が知る限りではすべて川崎重工製。
 JR東日本の新しい車両は旧東急グループの東急車輛製造で現在はJR東日本の完全子会社である株式会社総合車両製作所(J-TREC)が多いのはもちろんですが、その他には川崎重工製が目立つ気がします。他にも新幹線や特急型車両では近畿車輛などその他のメーカーも見かけますが、総合車両製作所以外では川崎重工製が目立つ気がします。
 この画像だけ見ると穏やかな天気に見えるのですが…。実際は強い風が吹き続けていました。
 終点の会津若松まではあと少し…快速「あがの」が去っていきました。
 磐越西線の郡山~喜多方間は交流20000v/50Hzで電化されていますが、会津若松~喜多方では定期列車はほぼ気動車で運転されています。
 JR東日本からは会津若松~喜多方間の架線など電化設備を撤去して非電化路線とする方針が発表されていますが、郡山~会津若松と会津若松~新津というようにダイヤグラムが二分されている現状からすると電化設備の維持管理は大きな負担であることは否めないでしょう。



 喜多方駅から外に出ました。
 福島県喜多方市を訪れたのは久しぶりです。
 前回は一昨年の夏だったような気がします。あのときは母ちゃんを引率して青春18きっぷで上野駅から普通列車を乗り継いできたのですが、宇都宮・黒磯・新白河・郡山・会津若松乗り継ぎで同じくらいの時間に到着しました。普通列車(快速含む)しか乗れない日帰りではかなり疲れますね。朝イチで出てきて帰宅したのはたしか日付が変わる直前でしたからね…。上越新幹線利用で新潟経由で大回りしても列車の遅延がなかったら東北本線を普通列車で乗り継いでくるより断然早いのです。

 駅から近いところにある「丸見食堂」は前回母ちゃんを引率してきたときに入りました。駅前からの広い通りにあり、駅近なので便利ですね。
 道路の反対側には「桜井食堂」というお店もありますが、今回はもう少し奥を回ってみたい…と思って冷たい風が強く吹くなかを歩き続けました。
 ラーメン神社。
 そういえば前回母ちゃんを引率してきたときはこの県道「喜多方・会津坂下線」では高校生によるパレードをやっていたのを覚えています。ラーメン神社の並びの酒造会社にも立ち寄ったものでした。

 私がよく読ませていただいている喜多方ラーメンをメインにアップされているブロガーさんの記事はほぼ毎朝更新されているのでいつも楽しみにしているのですが、休みの日や深夜勤務帰りには触発されて元浅草や錦糸町に「朝ラー」食べに出かけてしまうのです。あまりにも美味しそうに表現されていることと、私自身「喜多方ラーメン」のような中太縮れ麺が好みなこともあって通勤経路からも遠くなくて自宅からも行きやすい上野や錦糸町には喜多方ラーメンを食べによく出かけています。

 愛読させていただいている記事でよく紹介されているお店のどれかに行ってみようかとも思ったのですが、列車の遅延もあって11時を過ぎていたからのんびりと入るお店を選んでいたら混みそうだなどと思いながら歩き回っていました。

 歩いていてふと右側を見ると、なんだか路地が
「おいでおいで~」
と、呼んでいるような…足が勝手に路地へと曲がっていきました。

 喜多方らしくていいでしょう?

 このお店の記事は読んだことあったかなぁ…?
 前述のブロガーさんの記事で紹介されたことはあるのかもしれないのですが、登場回数は少ないのかもしれません。NHKの番組でも紹介されたことがあるようですね。
 なぜか気になってお店の前で行ったり来たり…。
(いや、もう少し歩き回ってみよう…)
と、一旦立ち去ったもののぐるッと一回りしてきてなぜか再びこのお店の前に戻ってきました。
 看板は出ているけど営業しているのが準備中なのかわからないような雰囲気…。

 とりあえず引戸を開けて入ってみると、年配のご夫婦が小さなテーブルでラーメンを召し上がっていらっしゃいました。
 あとは小さな座敷席(5人までは座れます)…仕切りの向こうにはパンやらお菓子が売られていて、ラーメン屋さんというより個人商店といった感じです。
 奥からこのお店の奥様でしょうか?
「いらっしゃいませ」
と出てきてくれて座敷席へ…。

 この「やまぐち」さんはもともと製麺屋さんで、和菓子のお店やパン屋さんを営んでいたのだそうですが、製麺業だったノウハウを生かしてラーメン屋さんも始めたそうです。



 私が注文したのは「蔵」
 自家製の麺と白髪ネギがたくさん乗って、チャーシュー(煮豚)もたくさん入っています。キクラゲもたくさん入っています。
 自家製の麺は卵を使用した甘味のある麺です。
 とてもおいしくいただきました。

 個人的なことながら私は喜多方ラーメンが一番好みでして、他のタイプのラーメン屋さんにはそれほど出かけていかないのです。だけど東京にいても都内の喜多方ラーメンのお店には朝ラーに行ってしまうほど好きなのです。
 さすがに本場の喜多方市には足繁く通うわけにはまいりませんが…もっといろいろなお店をめぐってみたいものです。日帰りでは無理ですが…。

 ちなみにこの「やまぐち」さんではせっかくだから自家製のパンも買ってみました。
 それにしても…ラーメンに和菓子にパン…すべて自家製とは見事なフュージョンぶりです。
 お会計のときに御主人に「美味しかったです」と言ったときの御主人の笑顔が印象的でした。


「父ちゃん、『ごますりなんておれには真似できない生き方だ』なんて言いながら…急に出世したくなったのかえ?

「違うよ。すり胡麻が入っているのかなと思って買ってみたんだよ」

「ゴマをすったりするのは父ちゃんには真似できないことはよく知ってるけど『ゴーイング・マイウェイ』もどうかと思うよう❗」

「それは母ちゃんだろッ❗」



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 ファックスが壊れてから買い替えていないし使っていません。どこかの歯医者がネット広告で間違えてウチの電話番号を掲載しやがって「予約を入れたいのですが…」などの間違い電話がひっきりなしにかかってきて堪らないから新しい電話を買うのをやめています。電話回線はインターネットのみ使用中です。
 その歯医者を探し当てて広告の訂正をお願いしてもなかなか修正しないからちっとも間違い電話が減らなくて、頭に来たのでその歯医者に代わって予約の受付をしてさしあげようかと思ったほどです。

 磐越西線の旅…次回に続きますが、今回の徘徊旅はどうもメインが喜多方ラーメンになってしまったような気がします…(笑)。