ここは近年ではポピュラーな撮影場所となりました。以前は撮影できる場所ではなかったのですが、30年近く前に国道のバイパス(信越大橋)が開通してから手軽に山あいをゆく列車を撮影できる場所として休日などは三脚を立てている方を見かけます。
北しなの線はこのあたりから長野・新潟県境に沿うように長野県側を北上して妙高高原駅の手前で関川を渡って新潟県に入ります。
とはいっても国道であり、歩道があるとはいえ公道ですから大人数で仰々しく三脚を立てている姿は好ましく映らないと思いますので、私は誰もいない時に手持ちでカメラを構えるか、スマホで簡単に撮影して終わりです(笑)。
なお、信越大橋の長野県側にも新潟県側にもパーキングがあるので路上駐車は絶対にNGですよ。

しなの鉄道は北陸新幹線が長野まで長野新幹線として開業したときに並行在来線であるJR東日本信越本線の軽井沢~篠ノ井間が第三セクター化されて誕生した鉄道会社ですが、この区間は国鉄時代に全線複線化されているものの、あまり山岳地帯は通っていないということと、写真のような豪雪地帯ではありません。
のちに北陸新幹線が金沢まで延伸開業して信越本線は長野~直江津間も第三セクター化され、長野県側の長野~妙高高原間はしなの鉄道北しなの線となり、新潟県側の妙高高原~直江津間はえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインに生まれ変わったのですが、国鉄~JR東日本時代には長野~直江津間をスルー運転されていた列車はそれぞれ妙高高原駅で折り返す運行形態となっています。
そして北しなの線の複線区間は長野~北長野間と黒姫~妙高高原間のみ、そして長野~北長野間は善光寺平(長野盆地)の平坦な区間であること、そしてよく見ると複線であることから写真は黒姫~妙高高原間であることが推測されます。

雪が無い季節に私が撮影した画像を拡大するとこのような感じです。画像が粗くて恐縮ですが、カーブしているあたりをご覧いただければ同じ場所であることがわかります。また、写っている列車は新鋭のS01系ですが…。
つまり、正解は「信越大橋の上」でした。
「今回はみんなわからなかったみたいだのう」
「いや、わかってたけど解答のコメントを送るのが面倒だっただけだ…」