昨日の北陸新幹線での線路異常による大幅遅延については当該列車に乗車中にアップしました。

 ネットでさまざまな報道を見てみますと、線路に異常が見つかったのは昨日の未明の点検作業中だったようです。急ピッチで作業を行ったものの、復旧の予定は7時20分頃を見込んでいたとか…。

 私が乗車していたのは東京~長野間においては下りの一番列車である「かがやき501号」金沢行
 東京駅を6:16に発車して、私が乗車した上野駅を6:22に発車、途中大宮駅に停車して長野駅着7:37で富山駅に停車して終点の金沢駅に8:45に到着する列車です。

 現在の私が長野へ移動するときはこの列車を利用することが多く、その理由は東京・上野・大宮の発車時刻が早朝なので郊外からの利用客が少なくて比較的空いていること、長野駅到着時刻が7:37なので着いてから朝食代わりに駅そばを食べたり、あるいはコンコースのコーヒーショップでモーニングを食べてから駅レンタカー営業開始の8:00にちょうどいいということが挙げられます。
 さて、前述のように線路異常(JR東日本のホームページや報道では「線路故障」)の復旧作業完了は7:20頃を見込んでいたようで、とするなら作業が完了するのは私が乗車していた「かがやき501号」が通過する直前ということになります。

 また、その時点では長野駅始発で長野駅を6時台に発車する上りの「あさま600・602・604号」は既に運休となっていたのか、そして長野駅を7:08発の金沢駅からの上りの一番列車「かがやき500号」がやはり通過する直前での復旧作業完了を見込んでいたということになります。

 長野駅や金沢駅をはじめ大宮駅や富山駅では6時台に何かしらの対応やアナウンスがあったのかどうかは知りませんが、私が乗車した上野駅においては列車が遅延する可能性や途中駅での運転打ち切りの可能性などについてのアナウンスは一切ありませんでした。
 乗車していた「かがやき501号」は途中の大宮駅6:41発で上越新幹線との分岐駅の高崎駅を7:02に通過、軽井沢駅手前までは列車の遅延に関する車掌によるアナウンスもありませんでした。
 北陸新幹線の列車は軽井沢駅を通過する列車であっても軽井沢駅の東京側では30パーミルという新幹線としては相当な急勾配が連続することなどもあってかかなり速度を落として通過します。
 だから昨日も軽井沢駅通過前に最後のトンネルを抜けるあたりで列車が速度を落としても何の違和感もありませんでした。
 そして、線路の異常について知ったのはその速度を落としたときでした。
「お知らせいたします。佐久平~上田間において線路に異常が見つかり、そのためこの列車は軽井沢駅に停車して一時運転を見合わせます。なお、軽井沢駅は通過駅のため扉は開きません」
と、車掌による車内放送があって初めて知ったわけです。

 そして軽井沢駅に停車して少し経ってから
「運転再開は8時30分頃を見込んでおります。ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
とのアナウンス。そして
「降車をご希望されるお客様がいらっしゃいましたら6号車前寄りの車掌室にお申し出いただければ6号車の扉を開きます」

 並行する在来線のしなの鉄道(旧信越本線)に乗り換えようか迷いましたが、その時点ではまだ振替輸送の措置を取ったとの案内はなく、8時半くらいに運転再開するのであればそのまま車内で待っていた方が長野駅に着くのは早いと思っていました。但し、当然のことながら長野駅や富山駅、金沢駅で乗り継ぐ予定がある乗客が車掌室に殺到して「乗り継ぐ列車やバスに間に合わない。どうしたらいいのか?」と、車掌に質問を浴びせていました。

 その後、再び車内放送があって
「復旧作業に時間がかかっており、11時頃になるとの情報が入りました。在来線のしなの鉄道線に振替輸送の措置わ取りましたので長野駅までご利用になるお客様は8時13分発のしなの鉄道線の小諸行をご利用いただき、さらに小諸駅で長野行にお乗り換えいただくと10時30分頃に長野駅に到着できます。また、長野駅から篠ノ井線をご利用予定のお客様は篠ノ井駅でお乗り換えいただけます」


 そしてその時点では後続の「はくたか551号」が軽井沢駅に到着、双方の列車から多くの乗客が下車していきました。
 私は乗り継ぐ予定はないし、長野の家に着いてから自分の用事を済ませるだけでしたから長野駅の駅レンタカー営業所に電話して到着が遅れる旨を連絡しておきました。
 通常なら上野駅から長野駅まで「かがやき」であれば1時間15分ほどで飲み物も買っていませんでしたから、車掌室へ行って一旦降りて売店に行ってきていいか尋ねると「構いません」とのことなのでホームに降りてエスカレーターで改札口の方へ上がっていくと精算所は長蛇の列。これではしなの鉄道に乗り換えるといっても発車時刻にはとても間に合いませんし、編成が短いしなの鉄道はかなり混んで立ちっぱなしになることでしょう。
 画像では分かりにくいですが、しなの鉄道の列車はかなり混雑していました。
 9:32発の臨時列車「軽井沢リゾート1号」がありますが、こちらは指定席券が必要で、空きがあるかどうか…。結局、長期戦に備えることにしました。

 駅の自動改札機に切符を通すと回収されてしまうので駅員に申し出て精算所の前から出て駅のコンビニのNEWDAYSで菓子パンとコーヒーを買ってきて列車に戻りました。

 そしてさらに後続の「あさま601号」「かがやき503号」が軽井沢駅の上り線ホームに到着、どちらも軽井沢駅で運転打ち切りとなり、軽井沢駅で旅行を取りやめて東京方面へ戻る乗客のための上り臨時列車として折り返していきました。
 私か乗車している「かがやき501号」は幸い運転打ち切りとならなかったのですが、そのうちすべての扉が開いて運転打ち切りとなった「かがやき503号」から多くの乗客が乗り換えてきて空いていた車内が満席になりました。「かがやき」は全車両指定席、しかも通過タイプなので「あさま601号」の乗客は「はくたか551号」に乗り換えるよう案内があったものか…。
 以後の「あさま」「かがやき505号」「はくたか553号」などは全区間運休となったようで、さらに「かがやき507号」などは金沢からの上り列車が長野駅で運転打ち切りとなった編成を使って東京~長野間を運休して長野始発で運転する対応が取られていました。

 結局、運転再開となって軽井沢駅を発車したのは10:39でした。3時間20分ほどの遅延です。

 今回の問題は復旧作業完了見込み時間をJR東日本が大幅に見誤ったことかもしれません。
 しかし、前述したように当初の復旧見込み時間も下りの一番列車通過時刻ギリギリであり、上り列車の長野始発一番列車と二番列車の通過時刻には間に合わないわけです。
 判断が難しかったであろうことは理解します。
 しかしながら、長野駅から松本方面へ乗り継ぐ乗客には新宿から中央本線の特急「あずさ」、長野以北の飯山や上越妙高には上越新幹線経由、富山や金沢方面へは東海道新幹線から名古屋、あるいは米原経由で迂回することを乗客が判断材料にできるような早めの判断(振替輸送措置など)や早めのアナウンスがあってもよかったのではないかという気もしました。特に旅行を取りやめて軽井沢から東京へ戻った乗客にとっては大きな時間の無駄となったわけですから内心腹立たしかった人も多かったはず…。
 私は…呑気君なので、長く新幹線に乗っていられて2時間以上の遅延発生により特急料金は全額払い戻しになるし、駅レンタカーも返却時にいくらか返金されるので(3時間分なので大きな金額ではありませんが…)、「得した🎵」と割りきっています。
 残念だったのは、用事を済ませる前にある場所へ行ってある列車を撮影したかったのができなくなってしまったこと。まあそれは次の機会にでも…。

 それにしても…昔の国鉄時代と違っていまは優等列車であっても車掌は1名、地方のローカル列車ともなれば運転士1名のワンマン運行が当たり前になりつつあり、運行異常が発生した場合にはとても大変だと思います。

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 刺身が一番好きです。
 もちろんバター焼きもボイルもフライも串焼も好きです。貝類は何でも好きなのです。

 昨日は予定が大幅に狂って長野へ来てから自分の用事を済ませるだけで夕方になってしまって疲れたので夕食は新潟県妙高市の「道の駅あらい」の日本海鮮魚センターで二色丼を買ってきて簡単に済ませました。