JR東日本常磐線の特別快速乗車記の2回目です。
前回では上野駅発車シーンから高崎線経由で吾妻線へ直通する特急「草津3号」との並走シーンまでをアップしました。
上野駅を発車して次の日暮里駅に停車。
上野駅を北へ向かう列車の次の駅は鶯谷駅、こちらは山手線と東海道本線と東北本線の緩行線である京浜東北線のみ駅があり、東北・高崎線系統と常磐線には駅がありません。そして次が日暮里駅となりますが、こちらは山手線・京浜東北線と常磐線のみ駅があり、東北・高崎線系統には駅がありません。
常磐線はこの日暮里駅で他の路線から分かれて右へ急カーブして一旦東へ向かいます。
このような線形なのはかつて常磐線が建設されたときに上野駅ではなく、日暮里駅の北西方向に位置する田端駅へ向かっていた名残かと思われます。
急カーブなのでそれほど速度を上げず走行、常磐線の下をアンダーパスで交差するのは尾久橋通り(都市計画道路放射11号線・都道58号線台東川口線)、この道路の上の高架は日暮里・舎人ライナーで、ずっと尾久橋通りの上を通ります。この日暮里・舎人ライナーが出来てからずいぶん尾久橋通りの雰囲気が変わった気がします。
カーブを通過すると三河島駅を通過しながら列車はぐんぐんと加速するのですが、動力車ではない二階建グリーン車からの撮影なのでイマイチ迫力に欠ける動画となりました。台車から聞こえるジョイント音で雰囲気を推察していただけたらと思います。
三河島駅を通過して上り線の線路は動画には写っていませんが、その向こう側に位置する動画に写っている線路は東北本線から南千住駅近くの隅田川貨物ターミナル駅へのアプローチ線です。田端駅へ向かっていた昔の常磐線の面影が残る線路と考えても良さそうです。
列車は緑色のトラスは明治通り(このあたりでは都道306号線)との交差、少し走って垂直に交差するのは日光街道(国道4号線)です。
国道4号線は動画に写っているすぐ先の大関横丁交差点で明治通りと交差し、その先の都心部では昭和通りと名称が変わります。
日光街道を跨ぐと貨物線の線路が増えてきます。常磐線をはじめ、武蔵野線を通ってやってくる東北や上越線(北陸方面も含む)、中央・篠ノ井線の貨物列車の多くは一旦この辺りまで走行して停止、後退して隅田川貨物ターミナルへと入っていきます。上野駅が旅客列車の「東京の北の玄関口」ならば隅田川貨物ターミナルは貨物列車の「北の玄関口」といったところでしょうか…。
貨物線の向こう側を地下から急勾配で上がってきて高架となるのは東京メトロ日比谷線。
首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)の南千住駅もありますが、こちらは地下にあり、南千住駅の先で地上に出てきます。南千住~北千住間は常磐線とつくばエクスプレス、日比谷線の線路が並走するので復々々線のような様相であり、JR東日本・JR貨物・首都圏新都市鉄道・東京メトロ・東武鉄道の車両が競演します。
北千住駅に到着しました。