まったく自分でも呆れるほどです。
朝のしなの鉄道北しなの線で田圃の水鏡と普通列車を撮影したその足で国道18号線を北上、新潟県上越市の中郷から旧道に入って妙高市の新井から県道を通って上越市の柿崎へ…。
そして柿崎から国道8号線に入って東へと車を走らせます。
本来ならもう少し早く来て鯨波付近の定番の撮影地で特急「しらゆき1号」を撮影したかったところですが、起きたらいい天気で妙高山や黒姫山もくっきりと姿を見せてくれているし、田植えが終わったばかりの水鏡と古間駅に停車中の列車を絡めたくて、一旦古間まで南下してしまったものですからとても間に合わない…というわけで、やむなく上越市と柏崎市の境界にある国道8号線の「もしもしピット」で「しらゆき1号」を見送ることにしました。
JR東日本信越本線・柿崎~米山
通過していったのは新潟車両センターに所属するE653系1000番台・H201編成による新井駅7:17発・新潟駅9:28着の特急「しらゆき1号」。

次にここを通る特急列車は上りの「しらゆき2号」です。青海川駅を通過するのが確か8:59頃…。
まだ十分に時間があるし、ここまでくれば国道が渋滞するようなところもないので青海川駅までのんびりと車を走らせます。
谷根(たんね)川を跨ぐ鉄橋の下をくぐって西鯨波海水浴場がある海岸に出てみました。
駅の方から海へ、そしてぐるりと体を回して動画を撮影していたら、谷根川を跨ぐ鉄橋の方へスマホをむけたところでまさに計ったかのようにJR貨物・富山機関区のEF510型電気機関車RED THUNDERが単機で通過していきました。
車へ戻ってさらに国道を進んで鯨波の方へ向かいました。
こちらは日本海をバックに撮影できるとてもメジャーな撮影地。

構図を変えて線路の反対側からこの角度で列車を後追いで撮影しようかとも思いましたが、バックの建物がちょっと鬱陶しく感じて定番の角度で撮影することにしました。
新潟7:38発・新井9:46着の特急「しらゆき2号」がトンネルを抜けてきました。

こちらはH204編成。

後追いです。編成全体を入れて海をもっと広く撮影するならならこの立ち位置よりもっと上の道路からの方がいいのですが、車の通りもけっこうあるのであまりおすすめできませんし、迷惑になると思います。

考えてみれば…この「しらゆき」という特急列車は新潟へ向かう下り列車には乗車したことはありますが、上越妙高や新井へ向かう上りれには一度も乗車したことがありません。

北陸新幹線の開業により信越本線のうち群馬県の高崎駅から長野県を経て新潟県の直江津駅に至る通称「信越(山線)」は一部はJR東日本のまま残っていますが、長野県内と新潟県内においてはほとんどの区間が第三セクター化されてしまいました。直江津駅から新潟駅にかけての通称「信越(海線)」は現在もJR東日本のまま残りますし、旅客列車は新幹線開業の影響は大きく受けていますが貨物輸送の点で見れば関西から北陸・東北地方を結ぶ日本海縦貫線の一部としての重要性に変化はありません。
しかし、第三セクター化された区間や廃止されてしまった碓氷峠区間を含めた高崎~長野~新潟間の全体を見ると車窓の風景の変遷は「ひとつの路線」としては他に類を見ないほどの楽しさがあります。
いずれ機会を見つけて1日で乗り継ぎながら全線を乗り通してみたいものです(まったく別々の日であれば乗車したことがない区間はありませんが…)。