直江津駅からJR東日本・信越本線へと入ります。とはいってもこの列車の始発駅である上越妙高駅があるえちごトキめき鉄道・妙高はねうまラインも元々は信越本線だったわけですが…。

 信越本線に入って最初の停車駅は大潟駅。
 日本海が目の前という鵜の浜温泉の玄関口です。

 直江津駅から柿崎駅付近までは信越本線よりも国道8号線の方が海側を通っているのと、どちらも海岸線からやや離れているので日本海は見えませんが、柿崎駅付近からは国道が信越本線をオーバークロスして内陸側となり、列車は海岸線を走るようになります。


 柿崎~米山~青海川~鯨波の区間は海岸線を通るので絶景です。柿崎~米山間の動画です。

 もちろんこの列車の1号車のペアシートやくつろぎシートの向きはこの日本海を眺めるための設計なのでしょう。

 トンネルに入ると白熱灯のような温かみを感じる柔らかな照明に包まれます。ペアシートのカウンターは左右のペアシートと仕切られています。


 この列車に乗って意外だったのは、古い国鉄型気動車で、ローカル列車として運用されていたキハ40系列の改造車なので、走行中のエンジン音がかなりうるさく感じられるのだろうと予想していたのですが、車内の騒音対策には相当気を遣った改造工事を行ったのであろうということです。
 駅に停車しているときの車外で聞くアイドリング音はさすがに大きいですが、走行中の車内が意外と静かなことには感心しました。

 改造を担当したのは郡山総合車両センター。

 この列車の特徴は、快速列車という種別ながら直江津~柏崎間の日本海沿岸部での停車駅が一般の快速列車とは異なる点です。
 大潟や青海川など一般の快速列車は通過する駅に停車しますが、北越急行(ほくほく線)との分岐駅である犀潟駅や特急「しらゆき」も停車する柿崎駅は通過します。
 びゅう旅行商品専用車である1号車のキハ48 558は国鉄時代に盛岡に配置されて函館などを経て新津に転属してきた車両を改造したものです。

「日本海に一番近い駅」として有名な青海川駅で5分ほどの停車時間が設けられています。それがまたウリのひとつではありますが、他の駅でも停車時間が比較的長くて停車駅が絞られているわりには全区間の所用時間は長いです。

 乗客の多くはホームに出てスマホやカメラで写真を撮っています。乗客以外にも車でやってきて撮影している人が多くいます。

 ホームから恋人岬を眺めます。
 この青海川駅をはじめ、柿崎から米山、そして鯨波にかけて私も幾度となく車で徘徊して列車の撮影を楽しんでいますが、列車でやってきて下車したのは意外なことに初めてです。
 かつてここを走っていた特急「北越」快速「くびき野」、そして現在走っている特急「しらゆき」では何度も通過しているのですが…。

 幸いこの日はよく晴れていて日本海も青空を映して美しかったです。
 発車時刻が近づいてきたので列車に戻ります。


アイスはカップ派?コーン派?

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 アイスにもよりますね。
 久しぶりにコンブアイスを食べに能生に行きたくなりました。