「父ちゃん、今日は何の日か知ってるかえ?」

「3に10で『砂糖の日』だ❗」

「うんにゃ…3に10だから『水戸の日』だ❗」

「はあ…?」

「父ちゃん、水戸といえば?」

「偕楽園と梅だ❗」

「うんにゃ…納豆だ❗」

「あながちハズレとは言わないが……」

「しかし、父ちゃんは納豆をよくかき混ぜるけど、いったい何回かき混ぜてるんだえ?」

「小鉢に入れて何もかけないでまず200回」

「ふむふむ…」

「辛子を入れてさらに200回」

「ほう…」

「薬味の葱を入れて100回」

「既に500回だびっくり

「たれをかけたらさらに200回」

「ひょえ~」

「たれをかけなければ最後の200回は省略可❗」

「そんなことしてるから五十肩がひどくなっちまったんじゃないのかえ?」

「ちょっともったいないけど辛子ではなく本わさびをおろしてかき混ぜても旨いんだ。そのときはたれはかけないでな…」

 納豆はかき混ぜればかき混ぜるほど風味が増して味も美味しくなる気がします。ネバネバの糸が幕みたいになるくらい混ぜると、納豆が嫌いな人がよく言うあの独特のにおいが出汁の香りみたいに変化してきて食欲が増してくるのです。

「父ちゃん、今日は『納豆に日』じゃないからいい加減で胡散臭い講釈なんかどうでもいいよう❗」

「か、母ちゃんが強引に納豆に話を振ったんじゃないか❗」



甘い物好き?嫌い?

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 新潟県や東北地方では納豆に砂糖をほんの少し混ぜて食べる風習があるとか…。
 納豆の粘りが増すし、納豆が持つ栄養素を高める効果もあるそうで、私もたまにやります。小さじにほんの少しだけなので砂糖を混ぜたとはわからないほど甘さは感じません。