長岡駅に到着します。
 昭和39年(1964年)から昭和54年(1979年)の15年間という長きに渡って国鉄特急型電車のスタンダード形式として製造され、初期の流麗なボンネットスタイルから貫通型、貫通型を基本としたスタイルで貫通扉を廃止した非貫通型へとモデルチェンジとスタイルを変えて改良も重ねられたこの形式は信越本線碓氷峠でのEF63型電気機関車との協調運転機能を付加した489系も含めて北海道から九州までの電化区間のほとんどの区間を走り回りました。

 晩年は東北や北陸、九州のそれぞれの一部地域での活躍に走行範囲は狭められたものの、それは新幹線開業によるものが大きな理由でした。

 さすがに半世紀近い稼働と叩き出した総走行距離は車両の傷みも進行が早かったわけですが、豪雪地帯や急勾配が多いわが国の国土においてこれだけの長い間にわたって活躍を続けたことには現場の方々の保守整備の賜物なのだとファンのひとりとして感慨深いものがあります。


 


 新幹線ホームの下のホームへ到着します。
 485系は国鉄の動力近代化により開発され、電化網の拡充とその集大成ともいえる新幹線網の拡充までの橋渡しを見事に貫き通した形式の車両でした。

 
 長岡駅で下車した私は特急型車両をはじめとしたMT54型主電動機の加速音と中間電動車ブロワ(主電動機の冷却装置)音に名残を残しつつ見送りました。
 鉄道に興味のない方のために付け加えますと、ブロワの音は動画の2両目と4両目の車両が通り過ぎてゆくときに聞こえる(例えて言うなら電子レンジや換気扇みたいな音)騒音(?)です。

 これが私にとって485系乗り納めとなりました。



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「父ちゃんは何も考えてないよね🎵」

「か、母ちゃん…言い過ぎだぞ❗」

「私は嘘をつけない性格なんだよう❗」