先日は長野にくるときに上野駅で駅弁やら国技館やきとりなどを購入したことをアップしましたが、深夜勤務明けだったことや午後に所用を片付けたりしたら夕食を作るのは億劫だと考えて夕食の分まで弁当を購入しておきました。


 富山ぶりのすし

 ますのすし同様私の好物なのですが、以前は東京では手に入りにくいものでした。
 もう30年近く前のことですが、当時勤務していた営業所から帰宅するときにますのすしが食べたくなっていつも売っている日本橋三越に立ち寄って地下食品売場へ行くとぶりのすしが売られているのを見つけて購入したことがあります。

 当時は東京では滅多にお目にかかれないものでしたから、これを食べたくなると日本橋三越へわざわざ出かけていって購入しようとするのですが…。
 品切れとなっていることが多くて、開店して店頭に並ぶタイミングに合わせないと買えないことが多かったです。
 ますのすし特選よりもお高いのですが、それでもこれを狙って三越へ出かけた当時はまだ若かったなぁ…(笑)。

 当時の店員さん曰く…。
「ますのすしと一緒に夜行列車で運ばれてくるんですけど、ぶりのすしは1日10食限定なんです」
 これでは品切れとなることが多くても仕方のないところです。おそらく当時はまだ健在だった寝台特急「北陸」急行「能登」で運ばれていたのでしょう。
 最近は駅弁も凝ったものが多くて食材も高級なものが増えました。確かに品質もレベルアップして保存技術も良くなっているのですが、その反面むかしからの伝統ある人気駅弁の影が薄くなってきているのは残念なことです。一部の商品ではずいぶん味が落ちてしまったものもありますが…。

 少年時代…まだ急行列車が全盛期だった頃には主要幹線だと後続の特急列車に追い越されるために途中駅だ長く停車することが多々ありました。
 普通列車はなおさらでしたし、大都市近郊区間以外では2つドアでデッキ付き、ボックスシートがずらりと並ぶ車両がほとんどでしたから車内で駅弁を食べる姿はよく見られたものでした。
 停車時間が長ければ駅弁を購入できますが、特急列車などは窓は開かないし30秒停車なんていうのが当たり前でしたから、県庁所在地駅のような主要駅や横川駅や軽井沢駅のような特殊な事情があった駅などでなければ停車時間で駅弁を購入するのは難しかったものです。

 ボックスシート全盛だった時代、ますのすしのような駅弁は押し寿司で量も多いことから8等分に切って同じボックスシートに座っている他の3.人に振る舞ったりするような光景が当たり前に見られたものでした。
 定期急行列車絶滅、快速を含めたローカル普通列車はほとんどがセミクロスシートかオールロングシートで駅弁を広げる雰囲気ではないし…。

 それよりコロナウイルス全盛で見知らぬ人同士で食べ物のやり取りすら顰蹙を買ってしまいますね。




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 身体は大切にしなくては…。