今日は晴れて蒸し暑い東京です。

 少しでも涼しく…と思ってこのような動画を貼り付けてみました。
 列車のタイフォン(警笛)が入っています。
 国鉄型電車のタイフォンの音なのですが、当時の雪国仕様とでも言ったらいいでしょうか…?
 当時の国鉄型電車で豪雪地帯に導入される車両はタイフォンの他に先頭車両前部の屋上にホイッスルが付いていて、甲高い「ピーッ」という音も同時に鳴るようになっています。
 これはタイフォンの音は雪に吸収されてしまうためにそれを補って雪が降りしきる中でも遠くまで音が通るように配慮されたものだと何かの本で読んだ記憶があります。

 最近の車両はJR東日本では209系以降の暖地仕様の電車では電子ホーンの音となり、これは一部の大手私鉄などの車両にも採用されています。
 また、最近の寒冷地向けの電車やローカル線の気動車などではタイフォン+機関車の汽笛のような音を合わせたタイプの音になっており、これは首都圏を追われて耐寒耐雪装備を強化するなどの改造を受けて北関東や信州で活躍している211系などでも聞かれます。

 旅情…と言っても世代や生活様式の変化もあって世代によって感じるものが違うことでしょう。
 私よりずっと先輩の方は蒸気機関車の汽笛やドラフト音、動力を持たない客車が響かせる車輪から伝わるレールとのジョイント音だったりするでしょうし、私のように昭和の高度経済成長期に生まれ育った人には国鉄型電車のタイフォンの音やモーターの音、ブロワの音だったりするかもしれません。

 国鉄型電車の絶滅がいよいよ現実的になりつつある現在、山あいに響く国鉄型電車のタイフォンと空気笛の音に旅情を感じられる残された時間も少ないのかもしれません。


今日はビートルズ記念日


ビートルズの好きな曲、教えて!

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう


 ELEANOR RIGBY