今朝、深夜勤務から帰宅してNHKテレビを見ていたら坂本龍一さんが企画して実現させた熊本のユースオーケストラと東北地方のユースオーケストラとの共演が行われた様子が放映されていました。

東北地方のうち東日本大震災の被害がとくに激しかった岩手・宮城・福島県の若き演奏家たちが熊本にやってきて熊本の若き演奏家たちとコンサートを行った様子や、彼らの演奏をバックに熊本地震で被災した若い人たちの詩を吉永小百合さんが朗読する様子などが流れていました。
ふたつのオーケストラが顔を合わせてからの本番までの練習期間はわずか2日間…練習する様子などが紹介されていました。
坂本龍一さん作曲の美しい旋律を奏でる若者の演奏はもちろん、彼らの音楽に対する思いはただ単に共感を覚えるといったようなものではありませんでした。
「音楽で何かの力になるという言葉は好きではないが…」という前置きをしたうえでこの企画のコンセプトと成果を語った坂本龍一さんの言葉には重味を感じたし、震災の深い爪痕がなお残る被災地の若い人々が演奏を通して希望に向かう姿が清々しくて目頭が熱くなりました。
新型コロナウイルスによる感染拡大が進むなかでさまざまな催しが中止や延期に追い込まれていますが、早く終息して若い人たちが希望を持って好きなことに熱中できるようになることを切に願っています。
コンセプトカフェ、行ったことある?
ないです。行きたいと思ったこともない…というより、この「お題」が目に付くまで眼中に無かったです。