一昨日アップした「夏から秋へ」、そして昨日アップした「青と白の世界」の続編となります。

 新潟県柏崎市の米山町、そして青海川と回ってからちょっと買いたいものがあったので柏崎市街まで車を走らせてホームセンターで買い物をしました。


 実はここで時間を潰すつもりなど無かったのですが、米山付近で日本海に沿ってやってくる下り特急「しらゆき1号」新潟行を俯瞰撮影したあと、1時間ほど後にやってくる上り特急「しらゆき2号」上越妙高行を青海川駅近くの高いところから後追いで俯瞰撮影して帰るつもりでした。

 ところが、青海川では「しらゆき2号」が通過する時間を1〜2分ほど勘違いしていまして、立ち位置を迷っている時に列車が眼下を通過していってしまって撮り損ねたのです。これが白い車体にの帯を巻いた標準の「しらゆき色」だったら諦めて帰るところでしたが、かつてJR東日本上沼垂運転区(現•新潟車両センター)の485系グレードアップ編成が纏っていた白にエメラルドグリーンマリンブルーの帯という塗色(通称•上沼垂色)を復刻したE653系H202編成だったのです。

 天気が良ければ日本海との組み合わせが映えるこのカラー•••せっかくなのでこれが折り返しの特急「しらゆき3号」としてやってくるまで2時間ほど時間を過ごすことにしました。それで柏崎市街まで車を走らせて買い物をしたりして時間を潰したのでした(実はこのとき青海川駅では予期せずやってきた観光快速列車越乃Shu*Kuraの回送列車も撮る間もなく通過していってしまいました。営業列車では往復ともに青海川駅に停車するので通過シーンは動画で撮っておきたかったですね)。


「しらゆき3号」を撮るために選んだのはJR東日本信越本線笠島駅付近です。

 前述した「上沼垂色」は青海川〜鯨波間の西鯨波海水浴場付近にある有名な撮影地からの風景がとても合うのでそちらにしようかとも思ったのですが、笠島駅を俯瞰して逆S字カーブをやってくるところを動画で撮ることにしました。


 笠島海水浴場の駐車場に車を止めて、駅の西側にある通路を歩いて線路をくぐって駅前の道路に出ると冒頭の写真の場所となります。この写真の左側の建物の前に幟が立っていますが、こちらについてはかのシリーズの最終回で触れるつもりです。


 笠島駅に限らず、青海川駅や米山駅付近など日本海に沿った場所では米山の山裾が迫り出している険しい地形であることから道路の幅員が狭いので当然路上駐車などできないのですが、笠島駅だと笠島海水浴場、青海川駅だと近くの「柏崎さけのふるさと公園」の駐車場に駐車しています(さけのふるさと公園では初めて訪れた時に職員の方に列車の撮影や駅周辺の散策をしたい旨を伝えると快く了承していただいたので、いつも利用させてもらっています。公園内の展示館も無料で見学できるし、トイレもあるので休館日以外なら安心です。なお、青海川駅も笠島駅も駅のトイレにはトイレットペーパーは備え付けられていませんから注意が必要です。訪問される時には流せるティッシュは必需品です)。


 ちょっと余談が長くなってしまいましたが、駅前を通り過ぎて撮影ポイントを決めるために線路沿いの急な坂道にさしかかろうとすると、列車が近づいてくる時に線路に伝わってくる音が聞こえたので急いでスマホをポケットから取り出しました。

 振り向くと、先に触れた青海川駅で撮り損ねた観光快速列車「越乃Shu*Kura」が営業列車として折り返してきました。

 こちらも全く予期せず現れた•••というより全く念頭にありませんでした。しかし、何とかギリギリで笠島駅を通過するシーンを撮影できました。この列車に乗ったのは•••3年前の5月でした。あの時は「ゆざわShu*Kura」として上越妙高〜越後湯沢間の運転でした。夫婦で往復利用しました(その時の模様は当時アップしているので興味のある方は記事一覧からご覧ください)。


 フェーン現象によりかなり暑かったこの日•••急な坂道が続く笠島駅界隈を汗だくになりながら歩き回ります。この駅を取り入れての撮影ポイントは気に入っている場所が何ヶ所かあるのですが、今回は逆S字カーブを向かってくる「上沼垂色」を狙うことにしました。


 次回に続きます。


最近撮った写真は

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する