※この記事は2021年投稿分の再投稿です。

 

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(2019年1月 / 2回目のキューバ滞在🇨🇺 ・ キューバ彼と16日間の同棲?中)

 

 

 

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初回のキューバ一人旅(正味5日間)で私が言えたスペイン語は、

 

Hola(Hi)

Gracias(Thank you)

Buenos dias(Good morning)のみだった。

 

 

この2回目のキューバ滞在では、彼と24時間✖️16日間を過ごす中で、もう少し単語を覚えた。

 

「entiend(わかった)」

「No entiend(わからない)」

「baño(トイレ)」

 

などは、生活する上で常に必要なのですぐに覚えた。

 

お出掛け中トイレに行きたくなった時は「baño!baño!」と子供のように彼に訴え、彼がお父さんのようにトイレを探して連れて行ってくれた。笑

 

 

そして一番記憶に残っているのは、彼が「cansado(カンサード)」という言葉を教えてくれた時のことだ。

 

 

🇨🇺

 

 

あれは、どこかへ出掛けた日の帰り道。

夜、ホテルパルケセントラル横の大通り公園を歩いて帰る途中、彼が言った。

 

 

「カンサード!」

 

「What?」

 

「カンサード!カンサード!」

 

「No entiend(わからない)」

 

「Look!This is カンサード!」

 

 

そう言って彼は、うなだれ、ヘナヘナと膝から崩れ落ちる演技をした。

 

「This is カンサード!」

 

 

「Oh! entiend! (あぁ〜わかった!)」

 

「カンサード!カンサード!(二人で一緒に 笑)」

 

「Hahahaha!(スペイン語表記だとJajajaja!)」

 

 

 

・・・お分かりになっただろうか?笑

 

 

🇨🇺

 

 

cansadoとは、「疲れた」という意味だった。

 

彼は、「あ〜疲れた〜」と言っていたのだ。

彼の演技を見たら、すぐに意味がわかった。

 

こんな風にアクションで言葉を教えてくれた外国人は、彼だけだったように思う。

 

 

この彼との付き合いは、「初めての国際恋愛」「スペイン語力ゼロ」「英語もお互いカタコト」という状態で、他の元彼達と比べても一番大変だったはずなのだが、彼は非常に忍耐強かった。

 

時には言葉が通じない事に苛立った場面もあったが(38話参照)、全体的には、言葉の通じない私との会話を、彼は相当忍耐強く頑張った。

 

そうでなければ、前回3日会っただけの二人が16日間もの間、24時間共に生活する事は不可能だ。

 

 

彼が膝から崩れ落ちながら言った「This is カンサード!」は、一生記憶に残るだろう。笑

 

 

こんな風に、私のスペイン語は、彼と過ごした情景と共に少しずつ記憶されていった。

 

 

🇨🇺

 

 

他に印象的だった単語は、

 

 

「スーツケース=maleta(マレタ)」

 

「リュックサック=mochila(モチラ)」

 

「バッグ=bolsa(ボルサ)」

 

 

だ。

 

 

今でも、この単語に衝撃を受けた時の記憶が、あの部屋の青い壁と一緒にリンクしている。

 

 

🇨🇺

 

 

英語ならば、わからないとはいえども、やはり馴染みがある。

自分からは出てこなくても、言われてみれば「あぁ」とわかる単語も沢山ある。

 

ところがスペイン語は、自分の中のどこにもかすっていない!!

 

 

 

私がスーツケースを指差して「これはなんていうの?」と聞いた時の衝撃。

 

 

「maleta(マレタ)」

 

 

マレタ〜〜〜?!?!

 

スーツケースがマレタ!?

 

何がどうなったらマレタになるんだ!?

 

 

 

「これ→(リュックサック)は?」

 

「mochila(モチラ)」

 

いや、待って、全然覚えられない・・!!

 

・・・モチラ・・・・

持田さんのリュック・・・持田、モチラ、持田、モチラ・・・

 

 

 

「・・・これ→(バッグ)は・・・?」

 

「bolsa(ボルサ)」

 

う〜ん。。。

バとボだから、これが一番近いけど・・・

ボルサね。。。

ボルサ、ボルサ・・・何にも引っかからないわ。。。。。

 

 

 

私の頭の中はこんな感じだった。笑

 

英語とまったく違う事がすごく衝撃的だった。

 

(のちに英語と似ている言葉もある事を少しずつ知るのだが)

 

 

ちなみに、私はこれでも一応大学では第二外国語でドイツ語の授業も受けていたし(何一つ覚えていないが)、実はイタリア語の歌なんかも少し歌えるのだ。

 

しかし、これまで外国語を覚えようと思った事がないまま42歳になっていた私にとって、

初めて触れるスペイン語は、あまりにもトンチンカンなものに感じられた。

 

 

🇨🇺


 

これが、2019年1月のこと。

そして私のスペイン語力がMAXになったのは、2019年の7月だ。

 

(その後はブラジル人の彼と英語生活になった為、スペイン語は忘れていった・・・)→2024年追記※さらにその後2022年にメキシコで結婚してからスペイン語ペラペラになったのだが、これを書いた時点の自分はそんな未来を知らない。

 

 

結局、勉強らしい勉強はしなかったのだが、キューバで彼と生活した期間に覚えた事と、

遠距離恋愛中、ほぼ毎日のメールや電話の中で覚えた事。

 

それらが少〜しずつ、少〜しずつ蓄積されていった。

 

 

🇨🇺

 

 

メールはずっと翻訳アプリを使っていたが、頻繁に出てくる言葉は自然に覚えていった。

 

次第に、アプリを使わなくても、通知画面にピロンッと表示された瞬間に大体理解できるようになった。

 

一番勉強になったのは「毎日の大量のメールのやり取り」だったと思う。

完全に翻訳アプリを使って、覚えようともしていなくても、いつの間にか覚えていった。

 

 

また、彼とのやり取りはすべて強い感情を伴うので、テキストだけを見て勉強するよりも遥かに体に刻まれやすい。

 

例えば、

「彼の浮気を疑って問い詰めた場面」

「彼の言い訳の言葉の意味を熱心に調べた場面」

「彼が嘘をついていないか、彼のおばあさんと電話で話した場面」(笑)・・・等々

 

その瞬間の感情と言葉、その場面の様子が、すべて一体となって記憶されていった。

 

 

🇨🇺

 

 

彼と別れた直後の、最後のキューバ一人旅(4回目のキューバ)では、

スペイン語しか話せない友達のおばあさんに、延々と別れの経緯を訴える事まで出来た。

 

(状況としては、何度も泊まった友達の家へ行ってみたら友達夫婦が旅行で留守だった為、留守番していたおばあさんと何時間も喋ったのだ)

 

この日が、私の人生で最高のスペイン語を話せた日だった!笑

 

めちゃくちゃな片言だが、ちゃんと意思疎通は出来た。

 

彼と別れた直後で腹が立っていたし、どうして私が今一人でキューバにいるのか!など、聞いてほしい思いが強かった。

 

 

「半年間蓄積された単語」と「伝えたい!という強い思い」が重なったその日、飛躍的に会話力が伸びた。

 

 

🇨🇺

 

 

「外国語を習得する一番良い方法は、恋人を作る事」というが、

とっかかりとしては、やはりYesだと思う。

(深く習得するには足りないと思うが)

 

 

ただし、それが私のように全くまっさらな所に吸収していく場合は、

ほとんどの言葉が彼の記憶とリンクして残っていく。

 

美しい出来事ばかりなら、美しい言葉ばかり覚えられるのだろうが・・・

 

私の場合は、覚えなくて良い言葉まで覚えてしまった。

 

 

 

「Mujeriego(ムヘリエゴ)」

 

「=女ったらし」

 

 

 

 

その話は、もう少し先になるかな・・?笑

 

 

 

 

〜つづく〜