ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展 | 甘ずっぱい蜜の部屋

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建国300年 ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展

 

珍しく(?) 地元の 宇都宮美術館 で開催中。(~2/24)

 

宇都宮美術館 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展

 

寒空の下、旗がはためいていました。

 

旗Ⅱ 旗

(手前から) 宇都宮市、日本、リヒテンシュタイン公国、宇都宮美術館

 

リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展 宇都宮美術館 ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展

美術館入口

 

宇都宮美術館 展示室

展示室入口

 

展示室は2部屋

 

会場Ⅰ

 

会場Ⅱ

 

フラッシュなしであれば、写真撮影OKでした。

 

第1章 リヒテンシュタイン侯爵家の歴史と貴族の生活 より

 

リヒテンシュタイン侯フランツ1世、8歳の肖像

『リヒテンシュタイン侯フランツ1世、8歳の肖像』

ヨーゼフ・ノイゲバウアー(1861年)

 

さすが、貴族のお坊ちゃま。めっちゃ 美少年。

すでに 高貴さと 気品が漂います。

 

レオポルディーネ・アーデルグンデ

『リヒテンシュタイン侯女レオポルディーネ・アーデルグンデ』

ヨハン・ハインリヒ・ティッシュバイン周辺の画家(制作年不詳)

 

第2章 宗教画

 

ルーカス・クラーナハ(父)《聖バルバラ》

『聖バルバラ』 ルーカス・クラーナハ(父) (1520年以降)

 

聖母を花で飾る聖アンナ

『聖母を花で飾る聖アンナ』

 ペーテル・パウル・ルーベンス(1609-10年)

 

現在でも解釈が分かれるという絵画。

 

画面左の男性が、マリアの父;ヨアキム とすると、『マリアの神殿奉献』の場面。

 

または、夫;ヨセフ とすると、『聖母の結婚』 の場面。

 

私の目には、雰囲気的に “お父さん” ぽく見えるような。

もし、ヨセフであれば もう少し戸惑いの風情がありそう。

 

第3章 神話画・歴史画

 

ペーテル・パウル・ルーベンスと工房《ペルセウスとアンドロメダ》

『ペルセウスとアンドロメダ』

ペーテル・パウル・ルーベンスと工房(1622年以降)

 

バッカスとアリアドネ

『バッカスとアリアドネ』 フランチェスコ・マジョット(1771年)

 

侍女と猟犬を伴うディアナ

『侍女と猟犬をともなうディアナ』 フランチェスコ・ズッカレッリ(1765年)

 

第4章 磁器―西洋と東洋の出会い

 

色絵牡丹鷹婦人紐蓋付大壺

色絵牡丹鷹婦人紐蓋付大壺

 

主題的にも、地理的にも 幅広いコレクション。

 

侯爵の 美術品への造詣の深さをうかがい知ることができます。

 

地図

リヒテンシュタイン公国

 

リヒテンシュタイン関連の展覧会は、2012年にも 国立新美術館で、

リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝

が開催されており、その時ほどの規模ではないにしても なかなか見応えのある内容です。

 

デュ・パキエ時代のウィーン窯で作成されたお皿やカップのセットなども、とても見事でした。

 

この日は、企画展の関連イベント;県オペラ協会による

「モーツァルト・オペラの宝石箱」 というミニ・コンサートが、展示室の中央ホールでありました。

 

宇都宮美術館 中央ホール

中央ホール

 

モーツァルトのオペラ 『フィガロの結婚』 より、第3・4幕のハイライト。

 

モーツァルト・オペラの宝石箱

 

絵画が、色彩やアトリビュート(持ち物)で 人物や内容を表現しているように、オペラも 声の高さ(ソプラノ、アルト、バリトン、テノール 等)で、登場人物の性格を表現しているという解説でした。

 

モーツァルト像

モーツァルト記念碑 ; ウィーン王宮庭園 (1993年9月撮影)

 

リヒテンシュタイン家と所縁にあるウィーン。

 

展覧会から駐車場への帰り道。

 

片翼の天使

『ハートを抱く片翼の天使』 サンドロ・キア(1996年)

 

良い感じに夕日が差していました。


 

 

 

 

 

 

 

 

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