どういうわけか日本のトレーナーはフォームを一様に教えたがる。
考えてみればわかることだが、人間は一様ではない。

年齢、性別、人種、骨格、手足の長さ、関節の柔らかさ・・・・etc、一卵性の双子といえども然り。ましてや、競技の種類やポジションの違い、時期などを加えると同じものは一つとしてないことがわかる。

トレーニングのフォームにおいて、これが正解というものがないのもまた同じこと。具体的なことを言えば、ラグビーのトレーニングで、実際バックスクワットやスモウデッドなどはほとんど役に立たない。ウエイトリフターのように関節の角度を、バックでもフロントでもほとんど変わらない角度で動かせるのであればそう変わらないとは思うが、そこはスペシャリストと違い、一般には難しい。

勿論、ちからそのものが他を圧倒していれば例外になりうるが、競技においては実際のプレーに役に立たないものは意味がない。同様に、スピードそのものが他を圧倒していればこれも例外になりうる。

一般論は横に置いといて、ラグビーに限定する。

ラグビーではあらゆるタイプの運動能力が必要になってくる。スクラムやモールにおいては前方向に全力で押しているのに、後方へ押し戻されることも多々ある。また、試合中は心拍数が常に上がりっぱなしの状態になり、そんな状態で瞬間的なパワーを発揮したり、長い距離を全力で走らなければならない。走る方向も一直線で走れることはほとんどなく、地面に体を付けることも多いので、起き上がるスピードや起き上がった瞬間からトップスピードにならなければならない。

そうなってくると、トレーニング内容も複雑になってくる。グラウンドでのトレーニングは横へ置いといて、ジムワークでもこのことを常に念頭に置かなければならない。意識することほど大事なものはない。そういう意識を常に持っておくと、必然的にトレーニングの仕方が変化してくる。

私がジムで死にそうな顔で負荷の上げ下げをしているのは決して痩せたいからではない。そういう状態でのトレーニングがラグビーのトレーニングの一部だからです。時期によって、負荷やセットレスト、レップ数、種目は変わるけど、やはり、耐えることと大きなパワーを生む土壌を作ることがラグビーのトレーニングの基本。

日本のジムではそういうことを理解していないトレーナーが多すぎる。ベンチプレスはこうで、スクワットはこうこう・・・・・etc、はっきり言ってうるさい!!

出来るトレーナーなら「どういう効果を期待してそういうトレーニングを行っているのか?」と聞いてくるはず。簡単なことです。スポーツ生理学やバイオメカニクスを勉強すればわかることです。

それでなくても、ジムワークは大嫌いなんです。

余計なことを話しかけないでくれ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。

グラウンドでの練習で吐いたり、ぶっ倒れたりしてる方が好きなんです。