東彼杵郡川棚町にかつて存在した、国家機密を観に行ってみよう! | あもん ザ・ワールド

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長崎県東彼杵郡川棚町を歩く1

放浪日2019年8月16日

 

東彼杵町の昭和レトロな【千綿駅】を観た後は

川棚町まで車を走らせ、また昭和レトロを狙っていきたいと思っています

この日のテーマはずばり、昭和レトロです

世にも珍しい【ロボット寿司】を見つけました

これも昭和レトロですw

【片島公園】に辿り着きました

片島と言っても陸続きとなっています

トンネルの様なモノがあります

何故かこのトンネルは埋められて塞がれています

防空壕か何かなのかな?

えっつ!なんと!【魚雷組み立て工場】だと!!

太平洋戦争時の戦争遺構なのか?

【魚雷発射試験場跡】がありますよ!

ここには太平洋戦争時の戦争遺構がありますよ

これも、昭和レトロと言えるでしょう!

貯水槽らしきものがありました

なるほど!ここで魚雷の水密と平行具合をチェックするのですね!

木々に囲まれ、まるで隠れるように建てられています

アメリカ軍には見つからなかったのでしょうか?

日本軍の施設ですから、国家機密だったはず

地元民も多分ここで魚雷が検査されていたとは知らなかったのでしょう

でもこれを造った人は必ずいるので、口止めされていたことは間違いないです

国の秘密を知っている人が多くいたのが戦時の特徴でもありますね

皆さん、どの様な想いだったのでしょうか?

あれこれと“違う”と思っても、国に言えない、誰にも言えない。。。

戦争とはそんなモヤモヤも植えつけてしまうのですよね

さて、道は続きます

これは道なのか?と不安になりそうな雰囲気です

この道、もしかしたら魚雷が通ったのかもしれませんね

その魚雷を運んでいた日本兵はどの様な想いだったのでしょうか?

おお!再び貯水槽っぽいのが観えてきました

こちらは今でもしっかりと水が貯めれそうです

おおおっつ!なんですか!この素敵建物は!!

なるほど!大正7年からある軍事施設だったのですね

この建物は【圧縮ポンプ室跡】だそうです

大きな二つの開口は魚雷の出入り口でしょうね

中に入ると屋根が全てありません!

そして、奥には大きな木が育っていました

なんですか!この光景は!映画撮影のセットじゃないですよね?

壁のコンクリートだけが残っているということは

空襲で破壊された跡なのでしょうか?

ボロボロだけど、威風堂々としていて勇ましさも感じますよね

焼けたような色に破壊されかけた壁

よくぞ現代まで踏ん張っていただきました

屋根が無いお陰で木々がスクスクと育ち

見方を変えると宮殿の様に観えてきますね

おっ!奥にも部屋があるのか?

躊躇することなく行って観てみましょう♪

奥の部屋にも外壁のみ残った空間と屋根高さを超える木々たちがいました

一瞬、ここは“天空の城ラピュタ”かと思ってしまいましたw

コンクリートを土壌に天へ伸びる植物たちが勇ましい

強風を遮ってくれる外壁の空間では、木々たちは踏ん張ることをしなくても良いです

屋根のない空間では、雨の恵みを存分に頂くことができます

ここは、木々や植物たちにとってパラダイスかもしれませんね

戦争により痛々しい壁だけになってしまった【圧縮ポンプ室跡】

彼らも耐え忍んで終戦を迎え、年々進んで行く“老い”と戦っているのです

平和な世の中になり、木々たちと老後を楽しんでいる【圧縮ポンプ室跡】

我々人間たちもこの空間のひと時立ち止まり

安息の時間を過ごさせて頂きましょう

 

ということで、続きます