岡山県倉敷市玉島を歩く7~玉島で見つけた“天空の蔵”を元気にしよう!~の巻 | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

放浪日 2019年4月28日

 

久しぶりに“商店街歩き”がしたくなりました

この頃のあもんは、ちょい鬱状態から脱却していました

普段のあもんに戻ったとたん、『商店街を歩きて~』となったわけですw

 

この日のターゲットは“岡山県倉敷市玉島”です

江戸時代に港町として繁栄した地域で

昭和の高度成長期を残すレトロな町として注目が集まっています

あの映画“ALWAYS三丁目の夕日”のロケが行われたみたいです

若き良寛さんが修業した“円通寺”を歩いて観ています

良寛さんは『子供の純真な心こそが誠の仏の心』と解釈し

子供たちと遊ぶことを好み、かくれんぼや手毬をついてよく遊んでいたという

一風変わったお坊さんでした

良寛さんは子供たちとかくれんぼをしていて自分が隠れる番となり

田んぼに上手に隠れました

子供たちは良寛さんを見つけ出すことはできず、そのまま帰ってしまったみたいです

翌朝、農夫が田んぼに良寛さんが居るのを見つけ『朝早くから何をしているのですか?』と聞くと

『静かに!そんな大声を出すと、子供に見つかってしまうではないですか!』と言ったらしいですw

ある日、良寛さんは寝ている時に泥棒が入ってきたことに気が付きます

良寛さんは寝ているふりをして様子を見ることにしました

泥棒は至極質素な生活を送っていたので、盗むものはありません

そこで泥棒は、寝ている良寛さんの布団を剥ぎにかかります

良寛さんは寝返りを打つなどして布団を剥ぎやすくして

泥棒に盗ませたらしいです

なんと!良い人ではありませんか!

仏の道を精進すると、そこまで慣れるのでしょうか?

単なるお人好しだったのかもしれませんがw

【円通寺】には一休さんっぽい人もいますw

彼もよく見かけるのですが、モデルは誰なのでしょうか?

リアリティのある仏像さん

脚下照顧とは“履物を揃えなさい”と言う言葉で

行いを反省して“わが身を振り返れ”という教えだそうです

“オンアロリカキョワサ”と言う真言

何百回も唱えれば良いのだけれど

だいたい、2回目で噛んでしまいますw

“良寛さんのこころの寺巡り”と言うシリーズもあるのですね!

お寺と言えど、庭園のような雰囲気の【円通寺】

お寺フェチの方にとっても名高い寺のような気がしてきました

お地蔵さんのセンスも良きです

虎と遊んでいるお地蔵さん

そんなことして大丈夫か?

ちょっと心配になってしまいますw

サルに笑われているお地蔵さんw

どうやら干支シリーズなみたいです

結構な広さの【円通寺】です

花の季節や新緑の季節、紅葉の季節で様々な顔がありそうなお寺です

ちょっとしたテーマパーク感も伺えます

なんと!見事な庭があるではありませんか!

京都にも負けない迫力の石庭です

季節の花が彩れば見事な庭となるでしょう

良寛さんが【円通寺】に惚れ込んだ理由が分かる気がしました

ここで子供たちとキャッキャと遊ぶ

ある意味、パラダイスのようなモノですね

なぜか、小説の無料配布コーナーがありましたw

どれも怖いシリーズみたいなのが、また謎ですw

なぜか、欽ちゃんおみくじがあるww

欽ちゃんらしく“笑見くじ”なんですねw

欽ちゃんと【円通寺】のつながりも謎ですw

さて、【円通寺】を後にしてまだまだ玉島を歩いて観て行きます

立派な“なまこ壁”の蔵があったので、立ち止まりました

この斜めの“なまこ”が珍しい!

『材料があまったけぇ~張っとこうか~』と言うシリーズでしょうか?

普通の家屋にも歴史を感じられます

これが玉島の実力なのでしょう

おお!白壁の水門が見えてきましたよ

これまた、カッコ珍しいですよね!

留川排水機場】です

1995年生まれの新しい水門です

“天空の蔵”みたいで、面白いw

海水が海に逆流しないように閉じる水門だそうです

しかしこの水門、地元では『水門が上がっている所を最近見たことがない』と噂されています

ある時、大きなごみを挟み込んでしまって閉じなくなり

海水が逆流して被害が出たので、それから怖くて開けられなくなった

のだとか。。

2011年の9月に岡山県に上陸した台風によって800棟を超える住宅に浸水被害が出た玉島です

原因はこの排水ポンプの故障みたいだったらしいです

建物は造ることも大事ですが

“上手に使ってあげること”がもっと大事です

ましてやそれが公共建築物なら、しっかりと使ってあげなければいけません

建物だってきっと動きたいに違いない

いざと言う時の為に常に動かしてあげるのが

建物に対する敬意であって、いざと言う時に本領を発揮できる過程なのではないでしょうか?

【留川排水機場】がちょっと元気なく思えたのはそれが理由だったのですね~

建物を元気に使っていくのも人間の使命だと思っています

 

ということで、続きます