島根県邑南町を歩く6~“芝桜”が魅力的だったので、放浪詩人を思い出してしまった!~の巻 | あもん ザ・ワールド

あもん ザ・ワールド

君へと届け 元気玉

放浪日 2019年4月13日

 

広島県境付近の島根県邑南町にある

“天国に一番近い里”を歩いて観た後に

古民家カフェ【五本木カフェ】に来て、芝桜を観ています

素敵な田舎風景も眺められます

幸せの黄色いハンカチを目印にお越しください

カフェの写真で見た一面芝桜ではありませんが、綺麗です

全く育たなかった年もあるぐらいなので、ラッキーな事でしょう


岩風呂ではお風呂が沸いている最中です

あのワンコも座って外を眺めているのが良い景色です

ハートの中身はいっぱい咲いてはいません

この芝桜を観ていると、昔の恋を思い出してしまいます

『桜は散ったか いや、まだだ』

桜は散ったか

いや、まだだ

僕はいつも窓際に座り

君は僕の対面通路側に座る

ふたりの席はいつのまにか

僕たちの指定席になっていた

君はいつもジャージに皮ジャンで

デカサングラスで顔半分隠している

僕はいつも作業着にジャンバーで

髪にはくっきり寝グセあと

君はいつも発車間際に乗り込み

携帯メール見て時に微笑む

僕は次の駅で降りるまで

デカサングラスを見つめ続ける

桜は散ったか

いや、まだだ

デカサングラスで隠れない口元は

いつも整った化粧をしていて

昨日はボブなのに今日はロングだなんて

君のオシャレはいつも僕を惹きつける

デカサングラスが君の目線を隠すから

顔を上げた君を見つめることはできない

君はいったい誰を見ているの?

車窓を眺めながら僕は君に問いかける

僕たちの指定席に君が座ってくれるから

繰り返しの毎日がいつもでは無くなって

たった3分が明日の日記に綴れるから

僕はたった3分のために明日を待ち望む

桜は散ったか

いや、まだだ

君はたった一日だけ

デカサングラスを外して座った

驚き戸惑い君を見つめたけれど

たった3秒しか見つめられなかった

君と見つめ会えたたったの3秒

3秒ってこんなに長かったっけ?

桜は散ったか

いや、まだだ

僕は明日

この街を出て行く

桜は散ったか

いや、まだだ

突然申し訳ございませんm(__)m

実はあもんは、放浪詩人だったのです

現在は全く綴っていませんがw

今回の旅の様に全国の美しい景色を眺めては詩を綴るという旅をしていました

ハナモモがあまりにも魅力的なので、思い出してしまいましたw

ついでなので、もう一詩、お届けします

『背中のしるし』

雑踏にまぎれていく

きみの背中が

僕の心を揺り動かす

出会えた不思議を思い返しては

もう一度抱きしめに

追いかけようか

雑踏にまぎれていく

わたしの背中は

もうあなたの心を動かせないの

また明日、新たに出会おうと

もう一度抱きしめに

来てくれないの

階段を上がり

改札口に飲み込まれていく

きみの背中が

小さくなっていくほど

僕の目は潤んで

きみを追うことはできないよ

階段を上がり

改札口に飲み込まれていく

わたしの背中は

大きく震えているのに

わたしの目はあの先にあるから

あなたを振り向くことができないの

さっきまで

その背中に触れていた

僕の唇がなんて呟いたか

きみは知らない

きみを一人占めできない男の

残した背中のしるし

違う誰かがきみを抱いたなら

きっとわかる

きみの背中の僕のしるし

さっきまで

わたしの背中に触れていた

あなたの唇がなんて呟いたか

わたしは知っている

あなたと来世で出会う女の

残した背中の約束

違う誰かをあなたが抱いても

きっと消えない

わたしの背中のあなたとの約束

「好きだよ」

「またね」

この詩は昔ブログで知り合った“ロゼさん”とのコラボ詩です

ロゼさんの詩にあもんが追詩した形で綴りました

ロゼさんが男性目線で綴った詩に

あもんが女性目線で綴ってみました

別れとは嫌いになった人同士だけに訪れるものではありません

好き同士であっても別れが訪れることもあります

あなた以上の人はもう現れないと確信した二人は

次なる相手が見るであろうと思われる背中に

自信のある“しるし”を残したのであります

“自信のある別れ”ができるほど

人を好きになってみたいものですね

あもんは『好きだよ』『またね』と言って別れを噛みしめたい

ワンコに『またね~』と言って、この日の旅を終えましょう

『寂しそうな顔するなよ~』

『また来るからな~』

そう言って、帰路に就いたのでありましたw

 

2019.4.28 岡山県倉敷市玉島を歩くに続きます