放浪日：２０１７年１１月４日
あもんが１８歳の頃から一人旅を始めて、もう２７年の歳月が経った
２７年もの間、一人旅を止めないという事は、“楽しい“という事で
楽しいという事は、“飽きずに見つめ続ける”ことが出来るという事で
２７年もの間飽きずに見つめていたのは何かと、考えてみたら
それは、【建物】であった
そう、あもんは【建物フェチ】であったことを改めて思ったのだ
【建物フェチ】がどんなフェチかはそれぞれで感じて頂ければよい
あもんが全国にある【建物】の前で興奮している姿を見て
『こいつ、お馬鹿じゃな～』と思ってくれれば光栄である
【ヤマモトロックマシン施設群】の見学会はまだまだ続いています
【独身寮】です
1941年昭和16年築の木造2階建ての建物です
片廊下式の建物で各居室で最大8人が寝泊まりしていました
こちらの建物は、旧自治寮活用プロジェクトで展示場として復活しているのです
おお！地元東城高校生の美術書道展が催されています
昭和建築物に書道展示とは良い雰囲気を作り出していますね
高校生らしく、力強い文字が並んでいます
そりゃ、高校生ですから甘酸っぱい“恋”もしたいし
大人に打ち克つ“力”も欲しいものでしょ！
人生の内で、高校生の“時”ほど濃い時はないですよね
ＴＶドラマでは再現できないドラマチックな“時”がありました
“逢”のドラマは毎日のように続き、男女問わず人を想うことを学んだ気がします
“激”つまんない未来を変えてやるんだ！！これは、熱い！！
今時の高校生でもこんな熱い想いがあったのですね！
ただ表現が違うだけで、どの時代でも、“若い”って“熱い”ものなのです！！
【独身寮】時代の下駄箱が残っていました
使ってはいないご様子でしたけど
靴を脱ぎっぱなしにして部屋に駆けていく若者が多かったのでしょうｗ
【家族寮】のような老朽化は見られませんでした
丁寧に真心を込めて再生した結果でしょう
【家族寮】も今後、この様に再生されることを願いましょう
昔の看板なども展示されており、ヤマモトロックマシンの歴史も学べるようになっております
増設された【第一工場】と【便所棟】の設計図ですか
あもんは自分の仕事柄、昔の設計図をじーと眺めてしまいます
【仕上げ工場】の設計図で、昭和13年と書かれています
職人さんは初めて見たであろうこの骨組みを見て
『こんなの！できるかっつ！』と現場監督に文句を言ったでしょう
でも、現場監督は『いえ！これはあなたなの腕だからできる建物でしょう！』とお世辞を言って、『ほうかぁ～そういうんなら、やちゃるか！』と職人をその気にさせたのでしたｗ（想像です）
前身の山本鉄工所の看板が大切に保存されていました
おお！初代社長ですか！
こんな形でお会いできるとは、逆に社長が一番驚いているでしょう！
社長が造った会社は、会社の歴史だけでなく“日本の歴史”を物語るまで大きな存在になりましたよ！
日本人が造ったこの削岩機で、日本の未来を築いたと言っても嘘ではないでしょう
そして、この削岩機によって、未来の若者に夢を与えていたのも事実です
ここで育った若者は日本全国に羽ばたき、学んだ技術を後輩に伝えていったのでしょう
“日本の技術力”を育むことで“世界の日本”と言われるまで上り詰めたのも
この削岩機のお陰でしょう！と言っても過言ではないと思います
そして、この映画スターもこの技術を学んでいましたｗ
ヤマモトロックマシンの削岩機が完成していなければ
この映画のこのシーンはできなかったですから！
これは、失われた建物である【浴室】だそうです
昭和12年築の木造平屋建てでありましたが、2012年に道路拡幅の為に解体されたそうです
昭和13年築の【守衛所】です
こちらも残念ながら解体されたご様子です
工場や寄宿舎が築80年を超えても元気であるのは
その建物の基礎や柱がしっかりとしていることと
水道下水なのどのインフラにしっかりとお金をかけていることが要因でしょう
初代社長は時代の流れに乗って成功した実業家でしたが
そこで得た富を自欲を満たすだけに使うことなく
会社で働く社員や会社に入ってくる若者に与えたのだと思います
建物の見た目は完全に初代社長の趣味だと思われますがｗ
この様な模様を作るために目地という隙間をあけて張っています
実際問題、この様に張るのって面倒くさいんですけどねｗ
この部屋はなんですか！ｗ
もしかして、再生される前の廃墟時の面影でしょうか？
東城の若者はこの廃墟に集い、当時の日本に怒りをぶつけていたのでしょうか？ｗ
当時の若者もこの建物の恩恵を受けて巣立っているのでしょうねｗ
『俺はロックシンガーになるんじゃ！』と宣言し巣立った若者は今はどうしているのでしょうか？ｗ
チョコパフェでしたかｗｗ
チョコの部分が分かりづらかったですｗ
当時の若者が表現力に悩んでいたのでしょうねｗ
ということで、続きます