梅田を歩く4~やはり、日本経済文化を発展させているのは梅田です!の巻~ | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

広島人であるあもんが大阪の町を歩いていると

『せやろ?』と時々聞こえる

それを見た、あもんは『せ、せやね…』と思わず言う…

すると大阪の町から『せやねん!これが大阪やねん!』と聞こえてくる

 

放浪日:2017年8月25日

 

20006月に初めて大阪に住み始め、200111月に大阪を旅立った

200912月から再び大阪に住み始め、201310月に再び大阪を旅立った

あれから、約3年半、あもんは大阪を忘れることは無かった

ということで、広島在住ながら、隙あらば大阪を旅しに行くのがあもんの日常となっている今日この頃です

『そんなに好きなんなら、また大阪に転勤すればいいじゃん!』とたまに言われますが、会社からは言われてもいないので、敢えて自ら手を挙げることではないかと思い、大阪が好きなのは“町歩き”でありますから、広島から約1時間半という距離なので、“隙あらば大阪へ!”というスタンスで生きています

会社から大阪転勤の要請があれば、断ることは無いとは思いますがw

 

さて、あもんは自分で言うのはなんですが、“旅上手”だと思います

この日は実は、会社の社員旅行でした

ひとり旅が好きなので、社員旅行は“どちらかと言えば、欠席したい”という思いなのですが、この日の社員旅行は神戸でありました

しかも、帰りの新幹線のチケットは現地で配られ現地解散というメニューでした

ということは、会社は『神戸でついでに遊んで帰ってください~』と言われているみたいなので、その社員旅行に参加しました

社員旅行のメニューが終わったのは午後3時頃なので、帰りの新幹線チケットを日付変更し、あもんはひとりで大阪へ向かったのでしたb


阪急電車の乗って阪急梅田駅に到着です!

阪急梅田駅には阪急百貨店があります

有名な高級百貨店なので、あもんの様な凡人には遠いお店です

いつも、買い物をすることなく、通り過ぎるポイントでもあります

『おお!都会じゃ!』と田舎者凡人が口を開けて見上げる天井ですw

阪急百貨店の創業は大正9年で、その頃は東京の百貨店を誘致し

その百貨店のフロアに大衆食堂“阪急食堂”を直営していただけでした

その後、誘致した百貨店の売り上げデーターを参考に、百貨店の可能性を強く信じた経営者“小林一三”が直営の百貨店を開業したみたいです

古いながらも格式を重んじ、百貨店しかできないワールドを創造し続けています

!なんですか!これは!

人が収納できるバッグが展示されていますw

これ、おいくらでしょう?w

警備員配置で展示中です

おお、なにやらバッグの中に入れる仕様か?

バッグ型のバッグ展示コーナーでしたw

田舎者凡人おっさんはまんまと騙されましたw

阪急百貨店うめだ本店は昭和2年に開業したターミナル百貨店です

2005年から全面大改装増床工事が始まりました

そして、2012年に新店舗が全面開業となりました

この改修工事は難工事であったらしく

地下に過去の建物が残っているが、図面などは残ってなく、正確な構造が不明でした

そこを調査することから始まり、設計施工と時間が多くかかったみたいです

 

加えて百貨店を半分営業しながらの工事であった為、普段より1.5倍以上は時間がかかります

売り場面積が半分となったので、工事期間中の売り上げも落ちるのが必至でありましたが

何とか事業者も工事業者も踏ん張り開業し、売り上げを復活させたそうです

阪急百貨店前にある阪神百貨店

阪急と阪神ですから、ライバルだと思いきや、経営統合しているんですよね

この時は阪神百貨店が大規模改装工事の最中でした

ん!?なんですか!これは?

梅田駅前の大通りに堂々と存在感を表現している建物です

全面ステンレスの板を張っています

誰かの芸術作品なのでしょうか??

はい。この建物は梅田換気塔と言って、梅田地下の空気を吸排気する塔です

出来たのは1963年で、もう50年以上もここにそびえているのです

設計者を調べてみると、村野藤吾さんで、日本を代表する有名な建築家でした

あもんも何度もここを通ったことがありますが、マジマジと見るのは初めてです

昔から建築物が好きだったのですが、その時はあもんアンテナが張らなかったのかな?

普通の煙突なら安く出来上がったと思いますが

都会らしく未来らしく梅田らしくデザインしたらこうなったのでしょう

新しくなった阪急百貨店と重ねてみても、全くもって存在感は失われていません

これが50年前からあったということですから、50年前の人は今よりもっと『なんですか!これは!』となったでしょうw

車の交通量が極めて多い道路の交差点に梅田換気塔はあります

三角形の緑地帯にステンレス板の塔がそびえているという風景

この造形は設計者のスケッチから生まれ

そのスケッチ通りにするために設計者と施工者は四苦八苦します

正直、この様な芸術的建築物は仕事ではあまり関わりたくありませんねw

手間暇がかかり過ぎて労力とお金が多く使われてしまいますから

ただ、都会はこうでなければいけません!

あもんの様な田舎者凡人が都会に刺激を受けて

様々な感性を育むことができるのですから

それが都会の宿命であって、日本経済文化を発展させているのだと思います

ということで、もっと『なんですか!これは!』という建築物をたくさん造ってくださいw

 

続きます