小野田市を歩く 1~セメント町を探すの巻~ | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

2015年12月中旬
あもんはひとつの仕事を終えて、新たなる地に旅立った
あもんがたどり着いたのは山口県周南市
ここで2ヶ月弱、夜勤をするのが今回の仕事だ
勤続年数18年で14回目の引っ越しを終え
ホームがもうどこか分からなくなってしまっているが
あもんは常にこう思うようにしている

よし!また旅の拠点が変わったぞ!あっちもこっちも行けるじゃん
会社が働きながら全国を旅して来い!と言っとるんじゃろ
分かった!まかせんさい!!

とポジティブに勘違いしながら山口県を旅してみることにする
2ヶ月弱でどこまで山口県を発見できるだろうか
今回は小野田を歩きます


放浪日 2015年 12月 19日

宇部市の隣に山陽小野田市という市がある
この市は近年山陽町と小野田市が合併してできた市で
全てが漢字による5文字の市名は現在日本唯一となっている
旧小野田市は宇部市と同様にセメント生産が有名な所で
実は日本で民間初のセメント会社ができたのは旧小野田市なのだ
現在は合併と吸収を繰り返し太平洋セメントとして世に出ている

セメントで発展し市となり現在でもセメントで頑張っている旧小野田市に
なんと、セメント町なる町があるという情報を入手した
そして、セメント町商店街まであるというではないか!


ということで、セメント町付近の公園であると思われる所に車を置き
セメント町まで歩くことにしました
旅の経験が豊富なあもんは車のナビを見た後に感覚で歩き始めます
地図など持たず『こっちのほうじゃろぅ~』と歩いていて思わぬ宝物を見つけることも多々あります


しかしこの日、あもんの旅感は大外れでしたw
車で辺りを探索してから駐車場を探すとか
スマホでグーグルさんに聞くとかすればいいのに
あもんの旅感を過信した結果でした
スマホすら車においてきてしまいました
歩くこと1時間弱、セメント町を見つけられず
仕方がないので交番で聞こうかと交番を見つけました





あるやん!セメント町交番じゃんw

はい。交番で聞くのをやめました
いつの間にかセメント町にたどり着いていましたw






住居表示地図を見るとセメント町って書いてますよ
意外と小さいエリアだったのですね





出ました!セメント町
セメントに敬意を示しています




セメント町は介護施設も充実
セメントのように堅い絆で結ばれています




なんとも魅力的な名前の占い屋さん
セメント占いとかあるのでしょうかw






労働者の癒しの場もありました
この形のお店は珍しいと思います
きっと小野田セメントを使っているのでしょう




野良猫が車の上で日向ぼっこをしていました
山口県は野良犬や野良猫がまだまだ存在しているみたいです
広島ではほとんど見かけなくなりましたが





電話と電報を取り扱っている店がありました
この看板もいまや、遺産となりつつあります




俳句茶屋とはいかにも古風な!
俳句を歌いながらお茶する優美な遊びが続いています
何時代から受け継がれているのかも気になります






労働者の慰労の場 麻雀大三元
飲む打つ買うの三拍子は労働者の力の源
日本社会の源とも言えますよね




セメント質屋を発見!
お金に困ったら高級セメントを質に入れるご様子
そんなことはありませんw




セメント町の端まで来ました



この道沿いが境界となっているご様子



隣町は平成町と言いますが、平成になってから変名したのだと勝手に予想



昔は砕石町という名前でした
という歴史があれば面白いなと思いながら歩いていますw




JR小野田線の駅がありました
小野田線は大正時代に宇野線と同様に軽便鉄道として誕生し
戦時中に国鉄に吸収合併されたらしいです
昔の名前はセメント町駅と名乗っていたらしいです
『ちょっと、セメントまで行ってくるわ!』
という日常会話がきっとあったのでしょう





通りは商店街の面影を若干残しています
昔はセメント町商店街の看板があったらしいですが
見られなかったのが心残りです
アーケードの無いセメント町商店街
雨が降ったら固まってしまいますよw






宮野寮となっているこの建物
昔は労働者の買いの場だったのでしょうかね
保存状態が良いそうなのでずっと何かしら使われているご様子です




ポン菓子専門店がある素晴らしい商店街じゃないですか!
あもんがちびっ子の頃にはポン菓子屋さんがよく近所に来ていました
お米とお金を持っていくとポン菓子を作ってくれるんですよね
出来上がる時に“ポン!”って鳴るのが楽しかった記憶があります




歴史を物語っている看板
何度も店主が変わりながらも耐え忍んでいる感じがあります
番号を四角で囲む仕様は珍しいかも





こちらはまた優雅な看板でw
多分、カラオケスナックだと思いますが



あもんが次に向かったのはJR小野田駅です
この駅前にも商店街があるみたいです






駅前には観光案内板がありました
イメージキャラクターのタルちゃんと
マスコットキャラクターのねたろう君が気になります




市民憲章の碑がありました
どうもお堅い感じに見えます
セメントだけにw




駅前商店街は質素ながらも綺麗な感じ



山口県にはプロサッカーチームだってあります





質素な通りにど派手なコロッケ食堂
なかなかグッジョブでございます
軒下に郵便ポストがある仕様でw
郵便局員さんはひと苦労ですねw




せめんだるという銘菓がやはりありました
中には美味しいセメントが入っているようでw
というのは冗談で、最中のようです

もう一軒、気になるお店が




お酒と音楽食事コーヒーJAZZ割烹大津屋さんですw
もう何屋さんか分からない仕様となっておりますw




ライブが楽しめる飲食店さんで楽しそうな雰囲気でしたよ
ぜひ、ゴールデンタイムに訪れてみたいw

ということで、セメントを堪能したところで帰路につきましょう

帰路の途中、素敵なスポットを見つけました














ここは絶対に夕陽スポットのところです
誰もいなかったので思わず自撮りをしましたが
顔がはっきり映ってぶちゃいくに仕上がってしまったので規制しますw
太陽が眩しすぎて上手くカメラを扱えなかったのが原因のひとつで
もうひとつは数時間の町歩きで疲れが顔に出ていたのが原因ですw










夕陽見る秘訣の一つとしては
夕陽が沈む1時間前ぐらいから見ることです
一日の終わりを惜しむかのように眩しく輝く太陽がそこにあるからです
この太陽は“もっと俺を見てくれ!”と言わんばかりに元気を主張しますが
徐々に水平線に近づくにつれて優しさを主張します
最後は空全体をオレンジ色で優しく包み込み
“今日も一日ありがとう”
“明日も一日よろしくね”

と言いながら太陽は去っていくのです









あと、1時間弱ここで佇みたかったのですが
早く帰ってお酒が飲みたくなったので
今日の旅を終わらせてしまいましたw
あもんもただのおっさんですからw





終わり



『ほいかね』
全てを受け入れる可愛い言葉
『ほいかね』と言い続ければ
争いなど怒らない気がしてきた