南港を歩く | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

広島人であるあもんが大阪の町を歩いていると
『せやろ?』と時々聞こえる
それを見たあもんは『せ、せやね…』と思わず…
すると大阪の町から『せやねん!ここが大阪やねん!』と聞こえてくる
大阪人3年生のあもんが大阪を確かめる旅
“せやねん、大阪”
今日は南港を歩き旅します


放浪日:2013年10月27日

あもんは放浪詩人である
放浪して詩を綴る人間である

2000年6月に初めて大阪に住み始め
2001年11月に大阪を旅立った
2009年12月から再び大阪に住み始め
2013年10月31日に再び大阪を旅立つ


大阪旅立ちが決まったのは2013年9月
それからあもんは再び大阪を見つめ直そうと大阪の町を歩き始めた
それが『せやねん、大阪』だ

あもんは大阪最後の地を大阪南港と決めた
南港は旅立ちの地だからだ
ここから遠距離フェリーが出航している










大阪市の負債物件のひとつATC
ATCは複合商業施設として
大阪経済発展の起爆剤となるはずであったが
その立地条件が問題なのか
大阪市民の流れはここまで到着しなかった
その結果、イベント等がない限りはあまり足を運ばないという
寂しい大阪の地である
だが、今回はあえてこの地を選んだ
旅立ちを感極まるためにひっそりと一人で夕日でも見よう
というのが今回の目的だ











えええーーー
コスプレイベントやってるんですけどーーw
そこら辺にコスプレ女子が独自の世界を創りまくっているんですけどー
あもんの世界が創りにくいんですけどー
目のやり場に困るんですけどーーー






と、とりあえず、夕日が観られる高台に場所を確保し
大阪放浪の軌跡を思い出していた
この高台には運命の南京錠で多くの人が約束をしていた





これから運命の約束をするであろうカップルがイチャイチャしていた




運良く下ではあるミュージシャンがPV撮影をしていて良い雰囲気だ



広島人にとって大阪という大都市は誰もが憧れる地である
しかし、訪れてみてまず戸惑うのは大阪国民の濃さだ
この世界にひとつだけと言われる大阪の国民性は
田舎人のあもんにとって、刺激が強すぎた
だが、人間は順応性の優れた生き物だ
次第に大阪色に慣れていき、ついには大阪色が心地よくもなってくる
魔法のような麻薬のような大阪であるが
その原点は人情と笑いにある
改めて思い出してみると人情の厚い人ばかりだったな








大阪 帰ってき

あかん、涙出てきた…
ここで、泣いたら大阪に失礼だ
最後ぐらい笑おう…








もうごめんだネ むり!
えっ?なんでやねん!
運命の約束を果たせなかったのですかーー?
あもんもここで運命の約束しようと思ったのにw



大阪最後の地で太陽が沈もうとしていた







日常的に歩いている大阪の光景も
あるひとつの目標を持って歩くと
また違った光景となってくる
大阪を旅立つことが決まり
どうしても大阪にしておきたいことがあった
それは
『なんでやねん!』と大阪に言うこと

そう、あのボケをつっこむという大阪の奥儀だ
ボケを生かすのもツッコミの腕にかかっているという笑いの基本は
大阪に根付いている大衆文化であり
笑いが起きてからでは遅いし早すぎてもボケが不透明化してしまうという難しさがあり
極めてスマートにボケを殺さないイントネーションで発しなければいけないという難しさもある
それは、大阪人が日常会話の中でごくごく自然に交わされている約束である
そして、大阪のツッコミの半分は優しさからできている


『なんでやねん!』
これは大阪人情の愛情表現なのだ


最後のツッコミの場所としてあもんは南港を選んだのだ







ボヘミアン
『なんでやねん!』
wwww








バカヤロー♡
はい。それでええねん!
大阪はこうでなきゃw
何もかも『ええねん』で締めればいいのです!








それで、ええねん!!

こんな大阪がええねん!!









さて、帰ろうとするとATCからは大勢の人が溢れ出てきた
何やら、ワインイベントやらホールでコンサートやらが行われていたらしい
それに加えて、本日10月27日は大阪マラソンの日
WTCがゴールやからと安心していたけど
みんなこちらへ流れてくるのですねw
結局、人ごみに溢れながら電車には乗れず
次の駅まで渋滞行列で歩き続けたあもんでしたw




大阪最後の光景は人ごみかよ!



まぁ、それで、ええねんなー

また来れば、ええねん!









大阪
ありがとう
またな!!




『せやねん!これが大阪やねん!』
そう言い続ければ
大阪の未来はきっと明るいだろう