大正区を歩く1 | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

広島人であるあもんが大阪の町を歩いていると
『せやろ?』と時々聞こえる
それを見たあもんは『せ、せやね…』と思わず…
すると大阪の町から『せやねん!ここが大阪やねん!』と聞こえてくる
大阪人3年生のあもんが大阪を確かめる旅
“せやねん、大阪”
今日は大正区を歩き旅します





放浪日:2013年9月16日

あもんは沖縄が好きである
一時期、沖縄にどっぷりハマり、何度も旅をしていた
あもんの場合、沖縄旅は2泊3日で10万ぐらい掛かっていたのだが
沖縄本島から離島までもう、10回以上は旅をしている
主にダイビングを目的に沖縄旅をしていたのだが
あもんが沖縄を好きになったのは文化である
日本であり日本に無い文化がそこにあったからだ
琉球文化とアメリカ文化と日本文化をチャンプルーさせた独自の沖縄文化は
どこか懐かしく、そして楽しい


しばらく沖縄旅を止めていた今日この頃
あもんに『大阪にリトル沖縄がある!』という情報が入って来た
そんなこと聞いたら行くしかない
リトル沖縄があるのは大阪市大正区
あもんの家から30分も掛からないところに沖縄があったのだ


大正区とは大阪湾に面する大阪24区のひとつある
成り立ちは淀川水系と大和川水系より運ばれた土砂で出来た三角州だ
新田開発に始まり昭和初期から重工業の集積地となった
その働き口として多くの沖縄人が移住をしてきたのだ
現在約6万4千人の区民の中で沖縄出身者は約1万7千人
区民の4人に一人が沖縄出身とその家族と言う割合だ
沖縄本土復活前(約40年前)までは、やはり民族と扱われていた沖縄人
ここは沖縄スラムと呼ばれ、差別も多かったと言う

彼らは沖縄出身であることをひた隠し、家の中でこっそりカチャーシャをするという時代を乗り越え
現代では沖縄人であることを誇りに思い、その素晴らしい文化でみんなで笑いましょーという取り組みがされている
最近ではNHK連続テレビ小説“純と愛”の舞台となり知名度は上がっている

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あもんは地下鉄大正駅で電車を降りた



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辺りを見渡すとそこには早くも沖縄料理店が並びウエルカムムード満点だった
JR大正駅の高架に書かれた落書きも沖縄チックで、クスッとしてしまう


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大正区は両側を川で挟まれ大阪湾に面しているため地図でみるとまさに島である
大正区は大阪市内でありながら、電車の駅が1か所しかない
そして駅は区の最北端にあるため区民の足となるのはバスか自転車である
よって、大阪市内ではあまり乗る機会が少ない乗合バスがJR環状線並のピッチで走っているのだ



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気候は最近の異常気象により沖縄以上に夏は暑い
この住環境だけ見てもここは沖縄と言える

さっそくあもんはバスに乗り込み、“平尾”という停留所で降りた



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サンクス平尾という商店街に入ると三線の音楽が流れていた

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店のひとつひとつを見渡すとシーサーが至る所で見られる




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シャッターに描かれているシーサーが沖縄風情を盛り上げる

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大阪市民の足である自転車がとてもマッチしているし

『めんそーれやで』と大阪弁がつくと、何故か、可愛いw


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紙細工のシーサーなど沖縄好きにはヨダレが出るほどの一品である


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宮古島のポスターがあり、あの洞窟ダイビングを思い出してしまった

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久米島のポスターがあり、あの台風ダイビングも思い出してしまった

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この商店街にある沢志商店と言う店に入ってみた

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のっけから沖縄人のおふくろの味、サーターアンダーキー

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沖縄の民宿では普通にお茶受け菓子として常に食卓においてあったな
沖縄土産のちんすこうもここで買って、『沖縄行ってきてん』と言ってもバレることは無いだろう

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あもんが『おっと』と思わず言ってしまったのが、このミミガーチップだ




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お酒のつまみに暇つぶしの快楽に良く合う沖縄庶民のお菓子だ
“止められない、止まらない”というかっぱえびせん心理に掛かってしまう謎のお菓子とも言う
一日中、ミミガーチップを食べていたのを思い出してしまった

誰もが懐かしい味を感じるボンカレー


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この松山容子さんのパッケージは不思議と沖縄で多く見られる
中身は全然変わらないのだが、何故か沖縄ではこのパッケージが主流だ
そして遂には、沖縄は関係ないのに沖縄土産として成長しているのだ!
沖縄人が好きなパッケージがお土産となるという全国でも珍しい現象である

あもんはこの島とうがらしにも一時期はハマっていた



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沖縄の食堂には必ず置いてある調味料で沖縄そばやチャンプルーにつけて食べるのが沖縄人の常識
しかし、あもんの様な沖縄を知らないものが、ラーメンにコショウを入れる感覚で入れてしまうと、口の中が火事になってしまう危険な調味料でもある
ラー油感覚で二滴程度に入れるのがコツだ
唐辛子を泡盛で漬けているこの調味料
沖縄人の食べるモノには常にアルコールが入っていると言う自由さも感じられる一品だ

沖縄では常に持っていた沖縄バヤリースのさんぴん茶



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このちょっぴり苦いお茶も沖縄を感じる一品はジャスミンティーと言えば想像はできるであろう
冷たくても暖かくても美味しいさんぴん茶は麦茶と並ぶほどの一品だと思っている
どこからともなく三線の音色が…は言い過ぎな気がw

伊江島名産ピーナッツ菓子



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ピーナッツに黒糖をまぶしているお菓子で、美味しい
あもんが伊江島に渡る時に台風が接近しており、フェリー乗り場でキップ売り場のお姉さんが『船は出ますが、いつ帰られるかは分かりませんよ。いいですか?』と聞かれたことを思い出した
案の定、伊江島でダイビングは出来ず、その変わりに沖縄の台風を経験できた思い出のある島だ

あもんが感動した粟国の塩


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粟国島はディープな沖縄の離島であもんの他に観光客を見かけなかった
民宿で買っていた犬と仲良しになった記憶がある
民宿で自転車を借りて、塩工場へ社会見学に行ったりしたな
でも、ひとりでもひとりぼっちだとは感じなかった島だ
ちなみに、この時も台風が近づいており、ダイビングができなかった

安い!薄い!が売りのオリオンビール


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夏が長い沖縄にとって、このビールが定着したのは自然だと思う
安い分だけ、薄い分だけお茶の様にいくらでも飲めると言う沖縄人の考えが大好きだ
全国で発泡酒が主流になり、一時期存在が危ぶまれたが
オリオンビールも負けじと発泡酒を作った
それにより、もっと安い!もっと薄い!ビールとなった


大阪を旅して沖縄を語るあもん
あれ?ここって大阪市やんな?
と時々思ってしまうのが堪らなく楽しい
これが沖縄と大阪のチャンプルー魔術である



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かつては大阪人もあまり足を踏み入れない区と言われていた大正区であるが
近年は観光に力を入れて躍進をしている
そのプロジェクトのひとつに『おきナニワん』と言うのがある
これは沖縄本土復帰40周年と大正区制80周年を記念して作られた新たな食文化である

おきなわ+大阪(なにわ)=おきナニワんというネーミングから面白い


最後のワンは大阪人らしい表現である
沖縄のチャンプルー文化と大阪のコピー文化がさらに融合したのである
おきナニワんは現在39種類もあり、大正区の至る店で販売されている
スタンプラリーも開催されていて、全店舗制覇した人にはオリジナルクオカード15000円分とおきナニワん国王認定証が貰えると言う贅沢さ
ちなみに、おきナニワん国王認定は抽選で1名様
おきナニワん国王になった人はいるのだろうか?


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あもんはみるくという鉄板焼き屋で“おきナニワん焼き”を注文した
大阪のお好み焼きとゴーヤが融合した新しい食べモノだ


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中にはたっぷりのゴーヤが入っており、ゴーヤの苦みとソースの甘みが不思議な味を醸し出していた
ちょっと濃い味だと思ったが後には残らない爽やかさ
お好み大国広島出身のあもんでもパクパク食える一品だった
しかし、負けず嫌いなあもんは
『やっぱ、お好みは広島のが一番うまいの~』と言葉に出さずに思った


『先週は、祭りやっててん、町にエイサーが巡行してたんですよ』
みるくの女将さんが悔しい情報を教えてくれた
先週来たらもっと沖縄を味わえたのに!
どんマイあもんである
ちなみにこの店では、そばめし(神戸)水戸焼き(茨城)ちゃんちゃん焼き(北海道)京風ぜんざい(京都)マレーシアやきそば(マレーシア)
とワールドワイドな一品を提供してくれる珍しい店であった


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リトル沖縄、大正区
ダイビングはできないけど、沖縄食文化を味わいたいならここに来ればいい
大阪文化とチャンプルーした阪流沖縄がここにはある



さて、大阪を旅しながら、沖縄の魅力を語り過ぎたので
次は大正区の魅力を見に行きましょうか!
と、あもんは大正区を再び歩き始めた



続く