中ノ島を歩く 1 | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

広島人であるあもんが大阪の町を歩いていると
『せやろ?』と時々聞こえる
それを見たあもんは『せ、せやね…』と思わず…
すると大阪の町から『せやねん!ここが大阪やねん!』と聞こえてくる
大阪人3年生のあもんが大阪を確かめる旅
“せやねん、大阪”
今日は中ノ島を歩き旅します


放浪日:2013年4月14日

久しぶりである
無性に歩きたくなったのは
ここ数年、あもん旅と言えば歩きである
以前はバイクや車で遠い地へと旅をしていたが
年のせいだろうか?電車と歩きの旅に変わって行った
歩き旅で言えることは
“旅の本質”を味わえることだ
広義な考えをすると“生きていること自体、旅をしている”と言うことであり
通勤時間や通勤先での日常は毎日同じようだが全く同じではない
多くの出逢いがそこにはあって、我々はそれを直ぐ忘れてしまうものである



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あもんは天満橋を渡っていた
天満橋は大川に架かる橋で難波橋天神橋と並んで浪華三大橋のひとつ
江戸時代には幕府直轄の橋として使用されており昔から今まで多くの大阪人が渡ってきた橋だ
この橋を渡ると日本の硬貨等が作られている造幣局本局がある
偽造防止技術トップレベルの日本造幣がこの大阪にあるとはある意味面白い
造幣局は桜の通り抜けで大阪でも有名な桜スポットであるのであもんはそこに向っていた
この桜を見て“春ですね”第4弾を書こうと狙って来たのだ
しかし、桜の通り抜けの時期は2日後からだった…




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ドンマイ♪あもん!である

しかし、この大川周辺から大川上流の桜の宮までは桜並木が続くこれまた大阪ではトップレベルの桜スポット
負けじとあもんは桜並木を歩いてやれと、大川沿いに出た
しかし、桜は見事に散っていた



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ドンマイ♪あもん!である

そう、人生なんてそんなものだ…
ドンマイの繰り返しこそが人生だ
全てが予想通りに行く人生なんて逆に面白くない
ノープランの人生はドキドキして身体に負担が掛かるが
ドキドキしない人生ほどつまらないモノは無い
とポジティブあもんはこの大川沿いに歩いてみようと旅を続けた



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葉桜の下で歌うストリートシンガーを見つけた
ん?どうやら外人さんの様だ



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大阪では主要な駅やストリートでのライブは多い
あもんは先日、通勤途中の駅でストリートライブに出会った
そのシンガーは数ヶ月前に別の駅で見たシンガーだった
ライブが終わり最前列で拍手をしていると、そのシンガーがあもんに近づいて来た
『この前も来てくれましたよね♪ありがとうございます』
『え?こちらこそ、ありがとうございます』
単なる通りすがりの客であるあもんをそのシンガーは覚えてくれていたのだった
あもんはクセの無い顔をしているつもりなのに…
確かにイイ曲を歌っているのでじっくり手を叩きながら聞いてはいたのだが…
そんなにノリノリなあもんだったのか?と少し恥ずかしかった
葉桜の下で歌う外人さんも中々ノリノリであった
近づくに連れて外人さんの割には背が小さいなと思った



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『え?』


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『ロボ?』


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さすが大阪!やることがこってるやん!
辺りを見渡したあもんは近くでリモコンの様な物を持っているおじさんを見つけたが
ここでは敢えて無視をしてストリートミュージックをしばし聞いた


天満橋を再び渡り、川下方面へ歩くと八軒屋がある
八軒屋は江戸時代に船着き場として栄えた場所で
京伏見と大阪を往来する客貨物船で賑わっていた場所である
明治に入り京阪電車が開通しこの役目を終えた
近年になって大阪市水上バス運行に伴い再び船着き場として川の駅ができ、復活した場所である
綺麗な遊歩道も整備しているのでとても歩きやすいので歩いてみることにした



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『え?』


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『ロボ?』


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『これが、テンドン?』


さすが、大阪。テンドンが容赦なく降り注ぐ街
さっきのは人間っぽいロボで、今回はロボっぽい人間かよ



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また八軒屋は熊野古道の起点とも言われている
熊野古道の地図を見てみると確かにこの辺りまで線が引いている
昔の大阪人がイタズラに地図にピッと線を引いちゃったのかと思ったら
京から淀川を下り八軒屋で上陸して歩き始めたと書いてあったので納得
ということはここも世界遺産のひとつなのだろうか



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ここから、大川は堂島川と土佐堀川に分岐している
そこには中州があり中ノ島と言われている
中ノ島の先が見えて来た
旅人は先が好きである
意味は分からないが先が大好きである
ひとつの先を見つけたらもうひとつの先まで行ってやろうと思うのが旅人の心情
あもんはもうひとつの先まで歩いていくことにした



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中ノ島には剣先と言われる噴水があり、そこからは中ノ島公園として整備されている
サラリーマンや大阪市民の憩いの場としても重宝されている
中ノ島公園はバラ園としても有名で、5月には多くのバラが咲く楽園となる



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中ノ島は市民だけでなく都会の鳥にとっても楽園みたいで
大きな鳥が木に止まっていた



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『って、ニセモノかよ!』


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中央公会堂では本日、橋本聖子議員が講演をしていた
中ノ島図書館、大阪市役所を過ぎると淀屋橋に着く
淀屋橋付近にジョジョ立ちをしている彫刻があった


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この日は薄い雲に覆われており空全体が白い
太陽が眩しくない程度に照っており、こんな日にはあもんの大好物な写真が撮れる
敢えて逆光を狙い、芸術的なジョジョ立ちに太陽を重ねると
“元気玉”が見えてくる





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やはり、元気玉は素晴らしい
元気玉は太陽が照っている限りどこにでも存在し
元気な人が元気でない人へ少しずつ元気を捧げると言うことは日常茶飯事に行われている人間の愛情表現だ
それを見るか見ないかは実はどうでもいい
元気玉を感じることが大事であり、感じて感謝することが必要である



しかし、あもんは昔からの元気玉マニア
こういう写真を見ると最高に興奮してしまうヘンタイでもある

この淀屋橋から肥後橋までの川沿いにはこのように彫刻が並んでいた
ちょっと休憩しながら彫刻を見て行こう

 

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『ダイエットをしているおかんとそれを手伝う子供』


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『子供は若干、飽きている様子』

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『魚が突き刺さり、思わずビックリ』


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『しかし、その手からは元気玉が!!』


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『華麗なる猫背』

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『あっ!後ろの人、ごめんなさい』


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『どんだけ、デカイねん!』


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中ノ島には23の橋が掛けられてる

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多くの橋で人が行き交い、笑いも行き交う
その昔から、大阪人が渡ってきた笑いの架け橋



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大阪には相撲番付けにできるぐらい橋が多いらしい

橋が架かっていれば、渡らなきゃ損!と思ったあもんは
中ノ島のもうひとつの先まで行ってみようと思った


さて、ちょっとひと休憩して
もう少し、歩いてみることにしよう
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続く