宮沢和史著 『詞人から詩人へ』を詠む | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

人が唯一動物に勝るもの
ことばでココロを伝えられること

いとおしく尊び綴ったことばは
人が人であることの証明

ボクノキモチを綴った手紙に宛て先は無い
マダミヌキミへのことの葉便り

ことばは決して漂流などしない
僕から巣立ちあなたへ帰郷する





詠みます!







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宮沢和史
『詞人から詩人へ』より




吉野弘
『祝婚歌』



吉野弘氏は
明日を彩る芸術家である













詠みます!




宮沢和史
『詞人から詩人へ』より





谷川俊太郎
『多面的真理に関するテーブルポエム』



谷川俊太郎氏は
空想語を語れる噺家である



















詠みます!




宮沢和史
『詞人から詩人へ』より







ねじめ正一
『東京羊羹』



ねじめ正一氏は
詩をパラダイスにする魔術師である









宮沢氏は
この本でこう伝えている


詩集は値段が高いという人がいる
僕はある友人に
『なんでお前は行間が白紙ばかりの本にそんな大金を払うんだ』
と言われたことがある
言われてみれば確かに
他の書物に比べて詩集の情報量は少ない
でも、ほぼ全てのページが白紙だったとしても
1ページにだけ、たった一行のすばらしい言葉が記されているのならば
僕は迷わずその詩集を買うだろう
情報が欲しいんじゃない
ことばをかみしめ
ことばが織りなす世界やその背景の中に自分がたたずむ時間を買いたいのだ
(あとがきより抜粋)







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“宮沢和史山”は
あもんが挑んでいる山である