2009年5月3日 その②
『弥山に登らずして宮島を論ずる勿れ』という言い伝えがある
『日本三景の一の真価は頂上の眺めにあり』と伊藤博文も言っていた
あもんもそう思う
厳島では大鳥居,神社,弥山の3感を味わって頂きたいものである
弥山(みせん)は厳島神社の後ろにそびえる標高535mの山である
弘法大師が開基した山岳信仰の強い山である
いくつかの不思議が存在する山でもある
3つある登山ルートの中、今回は大元コースを選んだ
現在リニューアル中の宮島水族館を横に登山入口に入る
生まれたばかりの若葉が初々しい
この時期の木々には生命力を感じられる
土に還る木 失うものがあるから生まれるのもがある
原生林とあってここでも“こだま君”の隠し撮りに成功!
巨石群と木々の芸術作品が鑑賞できる
ここはまさに神の宿る森
“カサッつ”物音が聞こえた
『あっ ヤックル!』あもんは叫んだ
単なる宮島の鹿だった 鹿はあもんをシカとし草を食べていた
ひとつの峠を越えた
そしてあもんは『駒ヶ林』により道をした
ここは1555年 厳島合戦によって毛利軍が吉川軍を封じ込め勝利した場所だ
圧巻である
天上人に成れた気がした
とりあえず寝転がった
島を見つめた
佇んだ
此処から眺められる景色はどうして無限なのだろう
無限とは卑怯な言葉である
追いかけても追いかけても限りが無い
だけど、あもんはあきらめず
ひとつひとつ追いかけることとした
あもんは 詩を 詠んだ
『むげん』
空が無限に大きいから
僕は無限に曲線を綴る
言葉が無限に有り溢れているから
僕は無限に僕語を創る
時が無限にカウントダウンするのなら
僕は無限に証しを残す
“サヨナラ”が無限に響いているのなら
僕は無限に“はじめまして”と奏でる
嘘が無限に降り続いているから
僕は無限に真心の傘をさす
君が無限に遠くにいるから
僕は無限に君と追いかけっこをする
弥山登頂に挑んだ
徐々に神に近づいていく
頂上についた
ここでもみんな『いつきまつる』
下山してみると潮が満ちていた
一日中みんな『いつきまつる』
一日中お父さんはがんばる
疲れた体に休息を与えた
焼きたてのもみじまんじゅうと抹茶
約4時間の登山で失ったエネルギーをチャージした
そして、あもんは、思った
今日はまだまだ広島を愉しもう!