スタンドとは守護霊である
自分を守りたいと思う精神
そして誰かを助けたいと思う精神
その精神に怒りを伴わせ精神に命令を下したとき
守護霊は現れる
人間にはできない能力を携えて現れる
スタンドの戦いは精神の戦いである
精神が強いものが勝利をする
プロシュート
スタンド名「ザ・グレイトフル・デッド」
能力 生物を無差別に身も心も老化させる能力
ペッシ
スタンド名「ビーチ・ボーイ」
能力 まるで水面のごとく壁や床に針や糸をたらし獲物を釣ることができる
イタリアのギャング団「パッショーネ」の暗殺集団である
プロシュートとペッシはブチャラティ一員を探していた
ブチャラティーたちはボスの指令である
「娘を護衛しヴェネツィアまで連れて行くこと」を遂行していた
しかしボス暗殺をたくらむプロシュートとペッシは娘をさらおうと追っていたのだ
・
プロシュートは完成された暗殺者だったが
ペッシはまだまだ完成されていない暗殺者だった
ペッシの口癖は「ぶっ殺す」だった
そんなペッシにプロシュートは言った
「ぶっ殺す という言葉は使う必要がねーんだ」
「なぜなオレたちの仲間はその言葉を思い浮かべた時には実際に相手をやってちまって、もうすでに終わっているからだッ!」
「ぶっ殺した なら使ってもいい」
プロシュートは完成されていた
・
カメのスタンドの中に隠れ、電車に乗ったブチャラティを
プロシュートは見つけることができなかった
完成されたプロシュートはトコトンやるって決めた
スタンド「ザ・ザ・グレイトフル・デッド」を列車全体に漂わせ
列車にいる全員を老いさせることにした
それに気づいたブチャラティは決めた
自ら出向き敵を倒すしかないと
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ブチャラティたちを倒すにはペッシだけでは無理だった
ペッシには心の弱さがあったからだ
そんなペッシをプロシュートは怒る
「成長しろ ペッシ 成長しなきゃオレたちは栄光をつかめねぇ」
「オレたちのチームはそこら辺のナンパ道路や仲良しクラブで ぶっ殺すって大口叩いて仲間と心を慰めあっているような負け犬どもとはわけが違うんだからな」
「ぶっ殺すと心の中で思ったなら その時スデに行動は終わっているんだ」
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ブチャラティとプロシュートの戦いは
ブチャラティがプロシュートを列車外に落とすということで勝利をした
しかしプロシュートは完成された男だ
列車の車輪にしがみ付き意識が少なくてもスタンドは解除しなかった
ブチャラティに老化現象が襲い続けているのだ
そんなプロシュートを見たペッシは変わった
まるで10年も修羅場をぐぐりぬけて来たような凄味と冷静さを感じる目になっていた
「ザ・グレイトフル・デッド」
日本語では「偉大なる死」と訳す
人の成長には「きっかけ」が必要となってくる
それはいつやって来るものかは実は分からないものだ
望んでも簡単にはやってこない「きっかけ」
しかしその「きっかけ」は世の中に蔓延をしているのは間違い無い
僕たちはそのきっかけの渦の中で生活をしているのだ
その渦の中に漂って待っていてはだめだ
自らその中で泳ぎきってつかみとらないといけないのだ
己を見つめ己を信じ己を貫き通すことでつかみ取る力が備わり
「きっかけ」を己でつかみ取ることによって人は成長をする
そこに曖昧な意志はいらない
完全なる意志が必要である
完全と呼ばれる男プロシュートは
偉大なる死を遂げ僕たちにそう教えてくれた
※この哲学は単行本「ジョジョの奇妙な冒険」の第52巻,53巻を参考としています
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