ディオ・ブランドー
スタンド名「ザ・ワールド」
能力「時」を止めることができる
ディオのみその能力の中で動くことができる
ジョースター家の世紀を超えた宿敵 ディオ
彼の哲学なしではこの物語は存在をしない
第1部で登場するディオの当初の企みはジョースター家の財産を奪うことにあった
英国貴族領主ジョージ・ジョースターⅠ世は馬車の事故に遭った
そこをたまたま通りかかったディオの父親は貴族の金品を奪おうと近づく
そこで意識を取り戻すジョージは彼を命の恩人だと勘違いをする
以後本当のことを知ったジョージはあくまでもこの男を命の恩人と称し
この男の子供を養子として引き取ることにする
それがディオである
ディオはジョージの息子であるジョナサン・ジョースターを陥れ
ジョージを殺害することによってジョースター家の財産を奪おうとする
しかしジョナサンの勇気と血統の強さに敗北をする
そしてディオは石仮面をかぶることによって不死身を手に入れることとなる
不死身となったディオに対抗できるのは意志しかない
ジョナサンの意思はディオに勝つこととなった
しかしディオは不死身の体 再び復活しジョナサンの前に立つ
ジョナサンのは石仮面の力と相反する力「波紋」を習得し
不死身のディオに3度目の敗北を味あわせる
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3度の敗北を味わったディオはここから哲学を導き出している
それはジョナサンを尊敬し始めることから始まる
首だけになったディオは4度ジョナサンの前に立つ
そしてディオはジョナサンにこう言っている
「ジョジョ お前がいなかったらこのディオに仮面の力は入らなかった
しかし、お前がいたからいまで世界はおれのものになっていない」
「神がいるとして運命を操作しているとしたら 俺たちほどよく計算された関係はあるまい」
「おれはこの世でただひとり尊敬する人間のボディを手に入れ絢爛たる永遠を生きる」
「それが このディオの運命なのだ」
そしてディオはジョースター家の肉体を手に入れひとまず眠りに就く
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百年の歳月が経ちディオは目を覚ます
このディオの目覚めはジョースター家に新たな能力を引き出すこととなる
スタンドという能力だ
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ディオはスタンドの能力を教わったエンヤ婆にこう尋ねている
「生きるということは何だ」
「欲するものを手に入れること」とエンヤ婆は答えている
そしてディオはこう説いている
戦いに敗れ欲するものが手に入らない場合、挫折感と敗北感を味わい傷つき
そして次なる戦いのとき「恐怖」を感じることになる
おれは「恐怖」を克服することが「生きる」ことだと思う
世界の頂点に立つ者はほんのちっぽけな「恐怖」をも持たぬ者
不老不死の体にスタンド能力を身につけたディオにとって恐怖と感じるもの
それは「ジョースターの血統」だ
その恐怖を取り除くことによってディオは生を味わえるのである
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ディオのスタンド能力は「時」を止めることである
たった数秒間であるが世界の時を止め
そのなかで唯一動くことができる能力
どんなスタンドでもその静止の世界では動くことができない
このスタンドを完成させたディオにはもう「恐怖」という感情はなかった
このことはこのスタンドのラッシュ時に叫ばれる擬態語に表れている
「無駄無駄無駄無駄無駄‥」
ディオは完成した ジョセフ・ジョースターの血を吸うことによって完成した
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そして空条承太郎も進化した
ディオが完成させたように能力を「認識」することによって「時」を支配したのだ
ジョースターの血統がディオの世界に入門し
ディオの世界を支配したことによってディオは敗北した
なぜジョースター家がザ・ワールドを支配することができたのか
それはディオの肉体はジョースター家の肉体だからだ
ディオの能力はジョースター家の能力になったからだ
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ディオの敗北はジョースターの肉体を手に入れた時から始まっていた
そこから恐怖が生まれ生きることを許されなかったディオ
それが ディオの運命だからだ
ジョースターの進化はディオがジョースターの肉体を手に入れた時から始まっていた
それが ジョースター家の運命だからだ
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※この哲学は単行本「ジョジョの奇妙な冒険」の第1~5巻、13~14巻、27巻~28巻を参考としています
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