人生は質疑応答の繰り返しである
人と人があったら「お名前は?」これも質疑応答
人生の先輩からあらゆることを教わり成長を続ける
人の能力を開花させるには質疑応答は必要な作業である
欲張りなあもんはこの質疑応答を
人間だけではなく動植物にもする癖を持っている
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奄美大島にはいくつかの原生林が存在する
役勝川と住用川が合流するデルタ地帯には
マングローブの原生林が存在する
ここのマングローブは広さ70ha余りで西表島に次ぐ全国第2位の規模だ
マングローブはメヒルギとオヒルギで形成されるが
オヒルギの自生はこの島が北限らしい
この植物は海水と真水が混ざる塩沼地に生息している
よって潮の満ち引きによって木々が水に浸かったり、形を現したりする
カヌーに乗って探索も出来るし、歩いてだって探索できる
僕が訪れた時は引き潮だったため歩いて探索してみた
泥に埋まりながら歩いていると木々の根っこがとても気になった
泥と塩水という植物にとっては悪条件である場所で生きている彼らには
安定感を保つために板状の根っこ(メヒルギ)やコブのような根っこ(オヒルギ)を発達させ
養分を作る為の光を求め幼い頃から空へ高く葉をつけている
これらは彼らの生き残りの術であり
地球の恵みを素直に頂いている姿である
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金作原原生林はシダ植物と照葉樹の原生林である
ここでは背の高いヒカゲヘゴが思いっきり生きている
傘を差したかのような葉の形は
これでもかと言わんばかりに地球の恵みを吸収している
葉の部分のゼンマイのような形が
自然幾何学的で美しい
恐竜がいてもおかしくないと思われるこの森でも
彼らの生き残りの術がうかがえる
彼らもきっと素直なんだなと思った
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そんな人生の先輩に僕は話しかけた
無口な彼らは何日間か通った僕に
やっと答えを教えてくれたんだ
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『島国からの贈物』
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『大先輩の答え』
2000年4月6日 鹿児島県奄美大島にて
原生林という人生の先輩に会った時
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私は問うてみた
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『どうしたら生き抜くことができるんですか?』
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答えは聞こえてこなかった
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大先輩は私を見つめているだけ
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だから私も見つめていた
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三日間見つめていた
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そしたら聞こえてきた
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立ちなさい 大きな根を育てながら
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伸びなさい 少しづつ少しづつ確実に
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広げなさい 自分の欲求が生まれる限り
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与えなさい 自分の力を全ての生き物に
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大先輩
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良い答えありがとうございます
いよいよ 次回
あもんの秘密明かします
でも あまり期待しないでくださいw
「あっ そう」ぐらいで軽く流してくださいw
『風来坊となる』