いつきまつる(後編) | あもん ザ・ワールド

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☆☆☆☆☆『島国からの贈物』☆☆☆☆☆

 

『いつきまつる』

 

2006年7月16日 広島県宮島厳島神社にて

 

遠方から眺められる大鳥居は

僕たちへの道しるべとしてあるのだろうか

静かなさざ波と力強い太陽で出来ている

海辺の輝きを追いかけていたら

そこには朱色の大鳥居が僕たちを見下ろしていた

威厳の意味を思わず思い出してしまったけれど

そんな言葉はこの大鳥居にはあてはまらなかった

あてはまる言葉を探すのは無駄だと気付いたので

辿り着いたこの道しるべをしばらく眺めていた

僕たちにはどんな道しるべが必要なの?

辿り着くところに辿り着いたら

なぜか新しい道しるべを探そうとするけど

ここでは時を数えるのも忘れて立ち止まっていた

 

朱色の回廊と青空のコントラストが気になり始め

回廊が我々の歩む道なのだと信じながら

一歩一歩心を無にして歩いていたら

いつの間にか回廊に座している僕がいた

ここに座すと今までのことが全て正しくて

これからのことも全て正しい

この神社で結ばれているあの二人は

同じ道しるべを目指して二人で歩んできたのだから

いままでもこれからも全て正しい

足元の潮がかなたに行ってしまった時

あの大鳥居が手招きしていて

あなたも私のそばに来なさいとささやいていた

 

そばにいると何でもできると感じられて

僕たちにある無限の可能性に気付くことができる

明日は必ずあるから

誰にでも必ずあるから

潮が満ちてそばに大鳥居がいなくても

必ずあると気付いたからもう大丈夫

僕たちが現実の世界に旅に出ても

ここを訪れた僕たちを

この大鳥居は見守ってくれているから

もう大丈夫

 

そして僕たちはどんなときでも

いつきまつる                 

 

 

 

 

 

いつきまつる…厳島神社の名前の由来