森の力 | あもん ザ・ワールド

あもん ザ・ワールド

君へと届け 元気玉

かわいい子には旅をさせろ

あもん母はそう言っていたのだろうか

確かめることなく、僕は旅に出る

そして母は見送る

僕が幼稚園児だったときもそうらしい

友達と通園していたのだが

夕方になってもいっこうに帰ってこない

寄り道が常習犯な園児だったらしい

お仕置きに家に入れなかったとか…

幼稚園からの旅暦のおかげで立派(?)に育ったあもんがいる

 

過保護ということば

僕たちの時代には無かったような気がする

夕方、近所では子供たちが遊び、走り回り

お父さんお母さんが登場したことは記憶に少ない

子供が犯罪に巻き込まれる昨今

子供たちの未知なる世界への旅は無くなりつつある

僕たちはどちらかといえば、放っとかれていた気がするが

そこに愛が無いことは絶対無い

 

わが子はかわいい

今も昔も変らない事実である

その愛をどう表現するかは与える側の表現力が問われる

その愛をどう受け止めているかは本人しか分からない

 

自然は大切だ

今も昔も変らない事実である

弱くなったから助けよう

そんな思いから始まった自然保護

保護されるほど自然は弱いのかい?

たまにそう感じる光景を目にする

もちろん、痛々しい自然の姿はたくさんある

どうにかしなければと思う気持ちも強い

しかし、過保護はいらないだろう

だって自然は僕たち人間よりか数十倍も強いのだから

 

屋久島で縄文杉を長年見てきた島民が言っていた

「世界遺産になって保護され始めて縄文杉の生気が少なくなった」

そんなことばを思い出しつつ

とある山の倒木に出会った

いままでとは違う方向からこの木を見てしまった

 

☆☆☆☆☆『島国からの贈物』☆☆☆☆☆

 

『森の力』

2006年3月12日 広島県北広島町にて

 

伐採 倒木

植林 保護

太古からの我々の遺産は

様々な環境を向かいいれ過ぎた

 

行く手を遮る倒木は

一見 森の衰退と思われがちだが

未来の栄華のための成長の日々なのだろう

頂まで導いてくれる遊歩道は

一見 森の育成と思われがちだが

出迎えてくれる森には生気が感じられない

 

彼らは我々無しでも生きていける

過保護はいらない

我々はほったらかしにして

ただ傍観するだけで

教わっていこう

彼らの生きる力を

 

保護された彼らは生きる力を失う

放置された彼らは生きる力を甦らせる