海道を歩く | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

199951日「しまなみ海道」全開通

この日、瀬戸内海芸予諸島に「海の道」ができた

この海道では6つの島と7つの橋に出会うことができる

この海道、車はもちろんのこと、自転車に乗っても歩いても渡れる

各橋に自転車歩行者専用道が整備されているのが嬉しい

尾道から向島に架かる『新尾道大橋・尾道大橋』

ノスタルジックな世界に架かる近代的構造物

以前からあった尾道大橋を歩行者用にし、新たに架けた自動車専用の橋が2つ並ぶ

向島から因島に架かる『因島大橋』

自転車歩行者は自動車道の下にあるトラスに囲まれた橋を渡る

コマ切れに映し出される瀬戸内の風景も趣がある

因島から生口島に架かる『生口橋』

日本初の複合斜張橋で鳥が羽を広げたようなデザインが優美だ

平山郁夫先生の目にはどのように映っているのだろう

生口島と大三島に架かる『多々羅大橋』

前述の生口橋から受け継がれた斜張橋の技術

フランスのノルマンディー橋を抜き世界一となった

大三島と伯方島に架かる『大三島橋』

直線と曲線の調和が美しいソリッドリブアーチという構造

安心感があるこの橋は同構造では日本最長を誇る

伯方島と大島に架かる『橋伯方・大島大橋』

2つの橋を繋げた橋吊橋と桁橋の変化が楽しい

この海峡は「船折瀬戸」と呼ばれ激流が渦巻く

大島と今治に架かる『来島海峡大橋』

日本一の海の難所で名高い来島海峡に架かる世界で初めての3連吊橋

総延長は4105mにも及び11年の歳月を費やし竣工

夢の架け橋と呼ばれるこの海道

橋マニアにはたまらない道だ

立ち寄る島々にはそれぞれの景観と文化と味があり

島マニアにはたまらない道だ

日本技術の結晶であるこの海道は

21世紀のシルクロードと言っても過言では無いだろう

☆ 

『島国からの贈物』

『海道を歩く』

2006325日 しまなみ海道(広島から愛媛)

 

広島の港から愛媛の港へと

 

海道を歩く男がいる

 

彼は尾道でラーメンを食べ

 

向島で洋ランを鑑賞し

 

因島で村上水軍気取り

 

生口島でレモンにかぶりつき

 

大三島の温泉でいっぷく

 

伯方島で塩の甘さにおどろき

 

大島の潮流で目が回った後に

 

今治で釣った魚を味噌汁にして食べた

 

八つの文化を味わい尽くし

 

七つの橋に足跡を残した         

 

気付くと彼のリュックには

     

たくさんの宝が詰め込まれていた

 

そして彼はまた

 

尾道へ歩く