人が表現をするときに有効活用するもの
顔
顔を武器にあらゆるものを表現している
ご機嫌、しかめっ面、威嚇、顔から火がでる、顔に泥を塗る
顔と顔が出会ったら
あらゆる妄想の半分が現実になった というのも間違いでは無い
また、人は顔を使って他人を楽しませる技術を持っている
ヘン顔、いないいないバー、にらめっこ
・
にらめっこがしたい
そう思ったけれど、果たして僕は人を笑わせることができるのか?
一人旅に美学を感じたこのころ
プライベートではほとんど人に合わない生活を送っていた
僕の顔を笑ってくれて、楽しんでくれる
そんな悲劇人の救世主みたいな人になってみたい
口数少ない僕の願望のひとつであった
・
修行しなければ…と
まず、鏡で自分を笑わせることから始めた
しかし
面白くない
ならば、勉強だ!
町で歩くヘン顔を探すのは失礼な話し
面白い顔をしてください と友人に頼むのも失礼な話し
仕方がない アレで勉強するか
・
たぬきの置物
・
人を和やかにさせるこの置物は
にらめっこのキングだと思う
キングの胸を借りて修行するしかない
そう思い立った僕は
信楽焼きのたぬきの生まれ故郷に旅に出た
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『島国からの贈物』
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「にらめっこ」
2000日 22月6年
にらめっこしようと
相手を探してみたが
勝てそうな相手が見つからない
いつも相手を気にしすぎて
必勝というハチマキしかつけることができない
当たって砕ける勇気が足りない
だけど
負けてもいいじゃないか
恥ずかしくてもいいじゃないか
自分があればいいじゃないか
裸の自分を見せることができたとき
相手がやっと笑ってくれて
信楽のたぬきにも負けない
にらめっこができる
あもん詩集
ほのぼのと綴っています