働きアリたち | あもん ザ・ワールド

あもん ザ・ワールド

君へと届け 元気玉

高齢者あもん一家の東京旅行

何年かに一度の血の絆を確かめ合う旅は続く

東京に着いたあもん一家は皇居を歩く。いい天気だ

朝の皇居は気分がいい。ランニングをしている人たち、散歩をしている人たち

それぞれの朝がそして今年が始まっていっている

広島育ちのあもん一家は東京の地下鉄という迷路に挑戦し始める

ここは何処?あなたは誰?僕たちは何処に向かっているの?

?を何個も頭に浮かべながら、僕の提案で表参道ヒルズと六本木ヒルズ、東京タワー

都会の美しさに僕たちは彼方を見つめるモアイ像のようになっていた

月島に辿り着いた僕たちは初もんじゃに挑戦

『ウチでお好み焼きが焼けるんじゃけェ 余裕じゃろ』

と言いつつ、初もんじゃに惨敗…『ムズイ…』

3回ものもんじゃ戦に挑みやっと克服した気がした

『焦ってはいけんのんじゃね~ じ~と待つのが大切なんじゃ』

東京の風景を見て親父が言っていた

『昔はここまで高層ビルはなかったんじゃ』

僕の親父は僕の生前ここで働いていたみいだ

戦争で失った国民を増やすために 産めや産めやと団塊世代

親父はこの団塊世代の人間だ

戦後を復興し、世界の東京にするぞ!

そんなビジョンを掲げ高度成長期時代

このころは働くことが美学だった

お国のため家族のため 自分のことなど顧みず働くことを生きがいにしていた時代

そんな親父も定年を迎え、彼らが創った東京も変わりつつある

『これからは、もっと自分の好きなことをやって暮らせばいいじゃん』

定年を迎えた親父に対して僕が言ったことばだ

だけど親父は今も働くことを止めていない

自分を顧みず家族の為に働いている

この世代の方々は幸せだったのだろうか?

僕は時折考える

時代という波に乗った多くの人たちは楽園に辿り着いたのだろうか?

そんな疑問は愚問なのだ

僕たちが彼らに育てられたことは事実

『親父のようには生きないぜ』とほざいても

僕たちが彼らに育てられたのは事実なんだ

彼らは彼らの道があって、僕たちには僕たちの道がある

誤った道などどこにも無い

時折重なるふたつの道の交差点で讃え合えばそれでいい

東京は変わり続けなければいけない

次世代にいきる方々の為に

道を讃えあうために

『島国からの贈物』

『働きアリたち』

2007年1月2日 東京都にて

どうやら ここ島国日本では

働きアリが集まる都があるみたいだ


そこに何があるかって

石があるのさ

積み上げるための石がね

一人じゃとても出来ないから

隣り合わせた働きアリと仲間となり

どうすれば出来るか他の働きアリに聞き

時に賛成いや反対と

小さな石からコツコツと

何年も何年もコツコツと


やがてその石は空を支配した

ここから あの世界は見えるの?

そんな疑問は欲となり

やがて満腹を味わう

ここから あの楽園は始まるの?

そんな疑問は糧となり

やがて至福を味わう


お気に入りの石を手に入れた働きアリたちは

やがてふるさとへ帰って行く

ふるさとにもこの石を

それは

僕らのために

日本のために

未来のために













あもん詩集

ほのぼのと綴っています

本日更新 『おっぱい』

スナフキンにあこがれて

あもん詩集

熱く語っています

本日更新 『馬鹿は承知さ』

ティーンに捧げる宝物