ひと昔前とは10年前のことを言う
10年とは長いもの短いもの?
贅肉のつき方や体力の消耗など
年を重ねると我が身の悲しいニュースが多い昨今
島国の宝物はどうなっているのだろう?
そんな疑問を持った僕は10年後の旅をした
訪れたのは『美瑛の丘』
95年夏に訪れた時も05年春に訪れたときも
感じたことは 同じだった
そう 美瑛の丘は待ってくれていたんだ
変わらずにいてと強く思うことを忘れない限り
自然は待ってくれている
05年に訪れた時はシーズンオフの春
今回の旅は歩くことにする
美瑛の丘を何時間も
車よりバイク、バイクより自転車、自転車より徒歩
宝探しには徒歩がいい
多くの体力と時間を使ってしまうが それもこの旅の貴重な記憶
さすがにこの時、美瑛の丘を歩いている人はいない
みんな車だ
レンタカーを借りる手段もあったのだが
僕は歩きたかった
10年ぶりの美瑛の丘を歩きたかった
じっくりと美瑛の丘に「ただいま~」と言いたかった
ただ、それだけの理由
旅にはそれぞれの楽しみ方があって
それは全て楽しい
旅と旅人の間に他人が入り込む余地はない
それでは今回の詩『丘をこえて』をどうぞ
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『島国からの贈物』
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『丘をこえて』 2005年3月20日 北海道美瑛にて
丘をこえて
君に会いに行く
十年前 確かに出会ったような
今日は白化粧で着飾って
君はあの時と変わらぬ姿で
この丘にポツンと一人で立っている
いったい誰を待っているのだ
そんな君を僕は
遠くから眺めることしかできない
あの時と同じで
丘をこえて
君に会いに行った
ほのぼのと綴っています
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