Instagramをご覧になって来て下さった「幸子さん」仮名。
とても美しく、強い方です✨

幸子さんのお母さんは、姉妹が幼い時から幸子さんより妹さんを溺愛しました。
妹さんに過干渉で、わがままをずっと通してきた。

母親の愛情が欲しかった幸子さんでしたが、物心が付いた頃から「それは無理だ」と悟った。その分、幸子さんは独立が早かったようです。

やはり妹さんは、社会に出てから様々な場面で問題が起きるようになりました。特に対人関係では度々摩擦が起きて、その度にお母さんが対処をしていたようです。

時が流れても妹さんは結婚せず、お母さんと共に暮していました。自分が育てたものの、晩年のお母さんはわがままな妹さんとの関係にかなりストレスがあり心身共に疲れ果てていました。

去年の事。母さんが病に倒れ、あっという間にこの世を去った。
亡くなる直前に幸子さんに「妹を頼む」と言い残して…。

お母さんが亡くなると、怒りやフラストレーションのはけ口、わがままの矛先が幸子さんに向かうようになりました。
毎日毎日……妹さんは、自分の思うようにならないと幸子さんに暴言を吐く。
幸子さんは心身共にヘトヘトに疲れ果て、阿朱庵にお見えになったのです。

「母亡き後、私が妹の面倒を診なければいけない…母が死ぬ前にも頼むと言ったし…💦でも、私にも家庭があるし、仕事もあるし💦あんじゅさん、私は妹の面倒はもう無理な気がします…でも…どうして良いかわかりません」

聞けば妹さんは、ニートではなくちゃんと仕事をして、経済的には困窮なさってないようでした。
それなら話は早い。

私は幸子さんに…
「妹さんの面倒は一切みなくても良いよ😃貴女は貴女の幸せな人生を送ってくださいね。貴女が居ても居なくても、関わっても関わらなくても、妹さんは妹さんの人生を歩まれます😃」
「私は私の幸せを考えて良いのですか。妹とは関わらなくて良いのですか?」
「はい。なにも悪くない。それが普通です🥰そんなわがままばかり言うならもう来ないと絶縁して下さい」
すると幸子さんの目から大粒の涙が溢れ止まらなくなった。
きっとお母さんが亡くなってから強い責任感だけでご自分を支えてこられたのだなと思いました。

すると…「ご、め、ん、ね…私のせいで…ごめん…」と聞こえた。
「今ね、お母さんだと思うよ。貴女にごめんねと仰ってるよ。大丈夫、妹さんの事を貴女に頼んだ事は間違いだったと言ってます。だから自分の人生を大切にして、貴女が築いた家族を大切に生きてくださいね」
彼女は「お母さん…」と言って号泣された。

私は彼女に「兄弟姉妹の縁」についてお話をしました。
そもそも、兄弟姉妹の縁は紙より薄い縁です。前世「ハンカチ落としましたよ〜」「あら😳ありがとうございます」と一度言ったくらいの薄い縁。ですから兄弟姉妹には憎しみ合い、いがみ合いは良くある話ですが、赤ちゃんから約20年暮しても男女の愛は生まれないのが普通です。
ではどんな「縁」で兄弟姉妹に生まれるか?
同じ親を見送る(その親に生まれる)縁が強いからです。
兄弟姉妹は同じ親から産まれた真っ赤な赤の他人と言う事です。ですから親の死後は、薄い縁が更に薄くなります。
ただ幼い時から「育った環境」が豊かな場合は親の死後も仲良くされて居る方もいます。

でも親の死後、その関係性か悪化した場合は「悪縁」と見なして、関わりを持たない勇気がいります。(絶縁も含めて)
不思議ですが、絶縁をした事で互いがストレス無く暮らせる場合が非常に多いです。「便りが無いのは元気な証拠」昔からそう言われます。
私は彼女に言いました「命の尊厳とは、最期まで自分の事を自分でやり切る事なんです。過ぎたるは及ばざるが如しで妹さんに貴女がやり過ぎると、やってあげてないかのような結果をもたらします。嘗てのお母さんがそうでしたね…。この状態はお母さんが妹さんに「過ぎた」結果です。
でもお母さんの死後、妹さんは自分の事を自分でやり切る最後のチャンスがきました。貴女がそれを奪わず、妹さんの生きる力に任せて下さい。でも姉妹ですからほんとに困って、助け舟を求めて来られたら、手をさせ述べても構わないと思います。
幸子さんは幸子さんの幸せを一番に考えても罰はあたりませんよ。いや、むしろ一番に考えるべきです。
妹さんは妹さんの人生を生きる。
貴女は貴女の人生を
幸せに向かって生きてください。
それが今のお母さんの願いです。

彼女は大きくため息をつき「あぁ…楽になりました…」と呟いた。