モリオンは、自分の中の秘めたる「鬼畜」を滅します。
先日ニュースを見ていると、幼い我が子を布団で巻いて殺してしまった母親が逮捕されました。

この類の報道を見ると、胸が苦しくなります。
泣き声が煩いから、頻繁に布団で巻いていたとの事でしたが、子供さんはどれだけ苦しかった事かと涙が出ました。

私は子育てのお話に力をいれさせて頂いています。それは平和な国は「豊かで温かな子育てができる母」がどれだけ居るかに尽きると考えるからです。
物やお金が溢れても、それだけでは人は幸せではありません。人の幸せの根源は「住むところが平和」である事、ただ一つです。
私はこの度のコロナ禍で「平和」がありありと見えた気がしました。
平気で差別をしたり、自分の物差しで他人を測って暴言、暴力を加えたり、強盗、詐欺、買い占め、不法転売。更には殺人、暴動。日本だけでなく、海外を見れば残酷な現状です。
この様な悪事を犯す人々は、やはり思想が低いのです。それはなぜか?そのようになる「環境」でお育ちになったからだと言えます。
よく、子供達が非行をすると学校名がバンとでますが「環境」の始まりは「家庭」他には無いのです。
そして家庭での環境を作るのは「親」或いは「親の役割」をする人。
ですから豊かな子育てができる親が多ければ多い国ほど、そこは平和な国と言えます。

日本は子供への虐待に非常に甘い国。そして、子供を虐待した親への罰も軽すぎる国です。
だから、浅はかな毒親は虐待をやめません。
「躾」の名目で、子供の人権を侵害し、心と体を傷つけ人生を狂わせてしまいます。狂った子供達がやがて大人になればどうなるか?言わずとも解る事です。国を犯し始めるのです。

今日は子供に虐待を加えた親の末路のお話し。
他人様の事を話せませんので、私の母の話をしようと思います。
私は母に虐待を受け育ちました。
私は母がこのように見えました。
ただ殺されなかった事は、運が良かったと思っています。
この母の末路です。
母は自堕落な性格で依存心がきつく、おまけに常に自分中心でないと我慢ができない人。外面がよく世間体を必要以上に気にして気位がエベレスト山くらい高い人でした。
ですから私が学校や近所で、些細な失敗でもしでかそうものなら「親に恥をかかせた」と暴言と暴力の嵐で孫の手でガンガン殴られました。
家の中では、私がなにか楽しそうにしていたり、意見を言うと、急に切れて金切り声をあげて罵る。一番辛かったのは私が病気をすると「家のお金を食い尽くす疫病神」と罵られた事です。母が私にせっかんしている時に父が「そんな酷い事をするな」と私を庇うと「親にウソをつくからや、この子の為に躾てる」と髪を掴まれ引き摺り回され、それでも気が治らなければ、裁ち鋏で私の髪を切り刻みました。
やがて父が亡くなり、その後の母はギャンブルに依存して、最後はネグレクトで子供を捨て家庭は崩壊しました。
ところが私が結婚して間も無く、出て行ったはずの母が男と別れて帰ってきたのですが、男の元で体を壊したらしく、母はその時既に重度の障害状態でした。

虐待する親は必ずと言って良いほど「依存性」もきつく、思うように動けなくなった母はさすがにもう暴力は振るいませんでしたが「産んでやった。苦労して育ててやったんやからお母ちゃんの面倒みろ」と私に付き纏い微塵も離れなくなったのです。
虐待をする親は子供が小さい時は「暴力」「ネグレクト」を繰り返しますが、子供が大きくなると子供に「強依存」して、最後まで子供の権利を奪います。母も絵に書いたようにそんな人間でした。
でもこんな母も人生の終盤を迎える事になりました。
人は「死」を察知するのでしょうか?
母は亡くなる3ヶ月程前から、自分の人生には幸せは一度も無かった。苦労ばっかりで病気になってしまった。あいつが憎い、こいつが憎い、恨んだる。呪ったる。人間、死んだら終わりや。死にたくないと毎日の様に嘆き、悲しむようになったのです。
それから間も無くして脳卒中で倒れて意識不明になり集中治療室に入りました。
その後、母が亡くなるまでの28 日間は、世にも恐ろしい、おぞましい出来事が起こり始めるのです。
母は脳幹が破裂していて、その日が山だと言われていましたが、亡くなる事はなく、だんだん顔がボールのように腫れあがり目や耳、鼻、口から血が噴き出て来るのです。看護師さんが懸命に処置をして下さるのですが、止まる事はない。
次の日は、顔が青黒く変色し、目の黒球が真っ白になりました。
その頃に兄が一度病院に来ましたが、母のそんなおぞましい姿を見て2度と来る事はありませんでした。
でも母の業はそんなものでは終わらなかったのです。
やがて体中から悪臭?汚臭?死臭とでも言うのか?異臭を放つようになり、口から膿が出始めたのです。ドクターも「これは酷い」と驚く状態でした。
黒目が白くなり、髪がバサッと抜け落ち、
顔が鉛色に変色し、今度は手の指が奇妙な方向に曲がり始め、まるでゾンビ。
私はドクターになんで母はこんな姿になるのか?なんで死ねないのか?と泣いてすがりました。
ドクターはただ「わかりません。脳の中の環境が悪いとしか言えない」と仰ったのです。
私は毎日、毎日そんな母の姿を横に座って何時間も眺めているだけだったが、やがて母は息を引き取りました。
あれから24年母は今頃、自分の人生をどう振り返っているだろうか?とたまに思う事があります。
私に虐待を加え続けた母は、死際まで「その償い」をしなければならなかったのか?
幼い私の髪を切り刻んだように母の髪は抜け落ちた。
幼い私を孫の手で殴り続けた手は、奇妙に曲がってしまった。
幼い私を鬼に様に睨み続けた目は真っ白に変色し、罵り暴言を吐いた口からは膿が流れて。
私が何万回と流した苦しみの涙が、母の血の涙になって流れ出た。
これが子供に暴力を振るう親の末路でしょうか?

人生の悪行は、この人生で完結します。わかりやすく言うと自分の悪行は、全てこの人生で自分に返る。

子供を虐待して、人生お幸せに笑顔で暮らした人を私は見た事がありません。
もし子供を虐待してきたなら今すぐ気づき、悔い改める事です。
さもないと、子供にした事と同じ事を自分が受けて、この世で完結しなければなりません。私の母のように。
子供は自分の「物」ではありません。
神様にお預かりした尊い命です。神様のお預かりものなのです。

昔お見えになった女性が「私が子供を叩くのは愛の鞭」ですと仰った。
でも神様が人間に与えた「愛」には「愛する」と言う思いの中には、暴力は微塵も存在しません。

子育てに暴力は必要ないのです。
私はそう思い25年と20年の子育てを終了しました。
ここ最近、子供を愛した「ご褒美」をたくさん頂いています。心から幸せと思います。