前項で述べたように、虐待は長期に渡り「痛み」と「苦しみ」を子供に与え続ける
事を言います。そして最後は死に至らしめる。
こんな残酷な事はありません。
一番信じた親に殺される…これ以上に不幸な事はないのです。この章の最後の話になりますが、
私が本当の意味で女性を守りたい理由。
それは幼い子供の幸せのほとんどに影響を及ぼすのはお母さんだからです。
お母さんの情緒が安定し、心豊かに、笑顔眩しく、お幸せでないと、その子供も幸せにはなれないのです。虐待については色々話したい事が山ほどあるのですが、今回はこの事件、
孤独恐怖感的虐待②のような女性についてお話しします。
どのように出会い、恋愛し、結婚したかはしりませんが、この事件の夫婦もやはり夫の異常さたるや凄まじく、この男の最初の犠牲者は、妻だったのです。
私が阿朱庵にお見えになる娘さん達に「強くなりなさい」「賢くなりなさい」「運を上げなさい」「幸せは自分の手で掴みとりなさい」と懇々と言うのは、まずこの様な男性に引っかかって、恋愛して結婚してしまわない為です。
「強くなりなさい」→独りを恐れない。付き合ってみてDV傾向がある男性とは別れる勇気を持って欲しいのです。男性に酷い目に遭わされても「次に付き合ってくれる人がいないから」とおっしゃり別れない娘さんが居るのに私は悲しくなります。もっと強くなってきっぱりと悪縁を切らなければなりません。
「賢くなりなさい」→寂しい寂しいと言ってると、その寂しさにつけ込む男性が近寄るのです。1人でもこの時間を楽しんで賢く自分磨きをするのです。そして出会いがあれば「この人は、私を愛しているか?」そしてなにより「自分はこの人を愛し続けていけるか?」を自問自答するのです。その時の快楽だけに溺れてしまわずもっと賢くなって洞察力を働かして相手を見極めるのです。
「運気を上げなさい」→若いうちから先祖供養、神仏を尊び、見えない世界の守護を頂いて、幸運に満ちた伴侶との出会いを導きなさい。運気が下がっている時は、不運な人間しか近づいて来ないのです。類は友を呼ぶ。良き伴侶に巡り会いたいなら、自分がまず運の良い人間になる事です。
「幸せは自分の手で掴みなさい」→他人に幸せを貰おうと思ってはいけません。まして目の前の男性から幸せを貰おうと思っていたらどつぼにはまります。底意地の悪い彼や旦那の言いなりになって、自分でなにも決められずに居たら、土足で踏まれ、DVを受け、貴女が生んだ子に虐待を加えられるのです。この男はダメだと思ったら、手遅れになる前に、覚悟と決断で子を連れて警察に走るのです。自分が幸せの方向に方向転換しなければ、DV男が幸せなんてくれません。

私は本当の意味で女性を守りたいです。
それは強く生きる知恵を授けたいと言う事です。
阿朱庵にご縁を結び、強く、たくましく、賢くなって、絶対的な幸せを勝ち取って欲しいと心から思います。
親の理不尽により、命を落としてしまった子供達のご冥福を祈ります。