私の前にお座りになったお父さんの側で、おばあちゃんらしきお姿の方が、とても激しく怒りをぶつけてきます。
お父さんに何かを仕切りに伝えようとしています。
「貴子、貴美子、貴代」と言うような、文字を私に見せて来るので「お父さん、凄く近いご身内に、貴子、貴美子、あるいは貴代と言う名の方は居られませんか?」と伺うと「えーーー😳😳😳祖母が貴代です」
「そうでしたか、この方ね、お父さんに何か強く知らせて来てますよ。私は10年この仕事をして来ましたが、名前を告げて来られたのは、僅か三人、今日が4人目で貴代さんが凄いエネルギーで、私になにか知らせてる証拠です」
お父さんの話しでは、おばあちゃんは霊能者だったと伺い、どうりで凄いパワーなんだと確信したのです。
このおばあちゃんは、お父さんを幼い時から、可愛がって育て、厳しくもありよく激高して悪い事をしたお父さんを叱ったようです。
今、そのようにお父さんを叱っておられました。
「このままではダメだ」と。
「お父さん、最近と言うか、以前から背中重くて、息苦しくないですか?」
「アンジュさん、もう背中どころか、体中が重くて動けないような事が続いています」
「なんか自分が自分でないような衝動にかられませんか?」
「それはしょっちゅうあります」
「お父さん、落ち着いて聞いてね。今、お父さんの背中から6本の腕が出て、しがみついています。
この手、多分ずーっとしがみついていて、少なくて3人、多ければ6人がしがみついていて、そら重いと思います。払えるかわからないけど、やってみますか?」
「お願いしますー気持ち悪い」
暫くすると、白い手はずっと引っ込み、一本は窓から出て行きました。
するとお父さんが大きなため息をつかれグッと伸びをされ「なんか楽になりました」とおっしゃると同時にお顔の黒ずみが無くなり以前のお父さんのようでした。
「アンジュさん、なにか凄い楽になりました。ありがとうございます」
「お父さん、これは一時的なものと思います。この元凶はお父さんの家にあるとおばあちゃんが言ってます。このおばあちゃんは、お父さんの守護霊です。お分かりになりますよね」
「はい。祖母が亡くなってから、なんとなく祖母が近くに居る気がしました」
「では、おばあちゃんがお父さんのなにを叱っておられるか分かりますよね?」
「…」
「お父さん、ごめんね。私は事実を告げる仕事なので、申し上げます。お父さん、かつて家族に暴力を振るいましたよね?」
「はい。どうも口で上手く伝えられず、怒りが頂点に来ると手が出てしまいました」
「お父さん、娘さん達がお父さんを避けるのは、それが怖いからです。娘さん達は、昔と変わらずお父さんを愛していますよ。特にさっちゃんは、心配をしています。お父さん。子供達に二度と暴力を振るわないと私に今誓ってください。するとこの状況は大きく変わり、お父さんが望んだように、あの家に子供達が集います。どうですか?私に誓ってくださいますか?」
「はい、それはずっと思ってました。理由はどうあれ自分が行けなかったと」
するとお父さんのご実家らしき家の仏壇が見えて、なにか細長いものを私に見せて、おばあちゃんはそれも迷惑なものと告げてきました。
お父さんに伺うと遠い記憶ですが、同じようなものを仏壇の中に見た記憶があると言いました。
このご実家の仏壇の中のものは、まずお父さんの家の三階を確認してからにしましょうと話しました。
するとお父さんが「幸子の持っていたようなお守りも作れますか?」
私は俄かに嬉しくなり「お父さん、必ず守られる」と思いました。ご自分から、強く望んで下さる事。それが一番大切なことだからです。
そして、上記の阿念珠を作り、いざ三階に出向ったのです。
つづく