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美しいですいつ見ても惚れ惚れするこの美しさ。
去年「白雪姫」のご依頼がありました。ご依頼主はもう・・・9年もの間ご愛顧を頂いている「京子さん」。西の遠い所にお住まいでしたので、お会いしたことが無かったのですが、今回初めてお越し下さいました。
私が想像をしていたよりも遥かに美しく、優しく聡明なお嬢さんでした。
出逢った頃の彼女は22歳だったので、そろそろ三十路だと思うのですが、年齢より遥かにお若く見えて、笑顔が輝き「素敵なお嬢さんだなぁ」とつくづく思いました。
京子さんは欠かさず「阿朱さんのブログ」をご覧くださっているので、私がお話しするスピルチュアルな事もスポンジが水を吸うかのようにスッとご理解を下さり、お話しをさせて頂く度に更に高い次元に移行できる事がとても気持ちよくハイテンションになり楽しいです。そしていつもご依頼時は無駄話がありません。「あんじゅさん・・・私はこう思いますがいかがでしょうか?」「これとこれを迷っていますがあんじゅさんはどう思われますか?」と、簡潔にご質問して下さいます。決して私に悩みを丸投げして全て決定させようとは一切なさらない事にいつも「しっかりしたお嬢さんだな」と感心していました。
 
去年の事です。
「あんじゅさん・・・こんにちわ。私もいろいろ思うところがあり、勇気を出して白雪姫をご依頼する事にしました。お譲り頂けますでしょうか?」
私は今か・・今かと京子さんが「白雪姫」をご依頼下さる事をお待ちしていましたので「等々いらっしゃった~~」ととても嬉しくなりました。
彼女にこの美しい白雪姫が届いて間もなく、彼女から「あんじゅさん・・・お会いしてご相談をお願いしたいのですが・・・」
私は彼女がお見えになる・・・・・これはただ事ではないのだな?とふと思いました。
そしていよいよお見えになったのです。彼女のお話し。
彼女には8年前からお付き合いしている彼がいます。実は8年前にオリジナルの念珠をお作りして間もなく彼女の前に現れた素敵な男性で、お付き合いが始まりました。
暫くして、彼と同棲を始めようと彼女は実家を出たのです。
ところがいつまで経っても彼はそのマンションに彼女と住もうとはしませんでした。数年後・・・彼女はそろそろ結婚をしてはどうか?と話しましたが彼は「今はまだ考えてない」とおっしゃったのです。それからまた時が経ち彼女はいよいよ30歳を目前にしました。でも一向に彼は結婚の話をしない。いつもなんだかんだとはぐらかしてしまう彼に初めて不信感を抱いたのです。彼女は勇気を出して「なぜ結婚をしないの?一緒に住もうと言ってマンションも借りたのになぜ来ないの?なにかあるのでは?ちゃんと話してくれないと解らないし・・・・」
でも彼はただ「待ってくれ」と言うだけでした。でも・・彼女は「やはりなにか隠している・・」と感じたので今度は腹を括りもう一度彼に尋ねました。
「あれから8年・・・・もう待てない。なにかあるなら言って欲しい」
彼はやっと頑なな口を開いたのです。
数年前、彼の親御さんが商売に失敗してしまい、多額の負債を抱え倒産。借りていたお金の連帯保証人に彼がなっていた為、彼も多額の負債を抱えてしまいました。更にご両親が住む家が抵当に入っている為、親御さんの住む家を守る為に彼は自分の給料からそちらの返済も続けていたのです。
ですからほぼ余裕のお金も無く、彼女と同棲も出来なかったし、結婚なんてできる状態では無かった事、親を捨てるとか考えられないから結婚は我慢して欲しい事。嫌なら別れても構わない事をお話しになったのです。
なぜ・・・そんな大切な事を何も言わず何年も黙っていたのか?なぜのらりくらりと結婚をはぐらかしてばかりいたのか?もっと早く話して欲しかった。負債の額を聞くと二人で働いて返せば返せない額では無いのに・・・彼女は彼が何も話してくれなかった事を「そんなに自分は信用されて無かったのか?」とがっかりしたのです。そしてずっと結婚を夢見て楽しみに待っていた女性に「嫌なら別れていいよ」とたった一言で済ませた事が許せませんでした。
彼女の中でなにか音を立てて崩れ堕ちたのです。
いつも「阿朱さんのブログ」をご覧いただいている彼女はこの状況を冷静に判断され、この8年の結果を出されたのだと思います。その決意から「白雪姫」をご依頼下さったのです。
彼女は私の前にお座りになって大きな瞳に涙をいっぱい溜めながら「お別れを決断しました」とおっしゃいました。
私は「はい。貴女の決めた事が正しいと思いますよ。8年ですよ。一番若くて良い時の8年を彼に尽くしました。結婚を望んで何が悪いのでしょうか?ましてやその状況を隠して、女の子に「結婚」の期待だけを持たせ続けて来たのでしょう。更に状況が解ってしまったら「結婚は無いから嫌なら別れる」ではあまりにも無責任でしかない。彼はお優しい人ではあったけれど、貴女との結婚のご縁が無かったのではないでしょうか?」
すると・・・彼女にそっくりの美しいお婆ちゃんが私の前に現れました。
特徴を話すと、彼女が自分の亡くなったお婆ちゃんだとおっしゃったのです。私は言いました「このお婆ちゃん・・・・この彼との結婚は反対だったのではないですか?そうおっしゃってます」
「あんじゅさん・・・その通りです。お婆ちゃんは余り賛成では無く、心配しながら亡くなってしまいました」
「とてもしっかりした考えのお婆ちゃんで、次に進みなさいと言う内容を話されて貴女の肩や背中を摩っておられます。貴女をずっと守って、心配して、この窮地を乗り越えなさいとおっしゃっています」
彼女の目から涙が零れ落ちました。
京子ちゃん・・こういう時、この状況の時にこそ、女性が幕を引かなければなりません。人生は「覚悟」と「決断」の繰り返しです。煮え切らない男性には特に女性が「幕引き」しないといけません。恐らく彼は「別れてもいいよ」とはおっしゃったけれど、貴女は自分と別れる事はできないと高をくくっておられると思います。「我慢できないならお別れ。別れたくなければ我慢しろ」なんて・・8年もお付き合いをした女性の心をそんな風に弄ぶような、失意の底に落とすような真似をなさるとは・・・・残念です」
彼女は私のところに見える前にある程度の覚悟をしていらしたのです。
彼と出会った時に作った念珠と彼との結婚を願った珠を「石供養」として処分をする為に持って来ておられました。
驚く事にその石の全てが美しく輝きを放っていたのです。彼女がこの8年どれだけ彼を愛して、大切に思ってそして信じぬいて来たのか?その純粋さが現れている美しさでした。私は石達を預かり石供養をさせて頂きました。
お話しの間、涙を流してばかりいた彼女でしたが、お帰りになる時はなぜかとても爽やかなお顔をされて「あんじゅさん・・・やっぱり来て良かったです。なにか・・・・憑き物がとれた気がしてとても爽やかです。新しい人生を幸せに向かって生きて行きます。本当にありがとうございました。
彼には、はっきりとお別れを告げます。実はもう一緒に住もうと思っていたマンションを引き払って一旦実家に帰っています」
「そうなの?(笑)貴女は本当に潔く、素晴らしい。そして行動が早い。もっと貴女の格に合った素晴らしい男性が現れますよ。この8年を無駄にするもしないも今後の貴女の生き方で決まります。その美貌とその素晴らしい人柄を見逃す男性はいない。彼は当たった宝くじをみすみす他人に譲渡されるのです(笑)彼がその大きな損失にやがて気づく時が来ますが、時既に遅し・・・お気の毒ですが自分が選んだ道ですから仕方ない」
元気に帰って行く彼女の後姿を私は見送りました。
間もなくの事です。彼女からラインが入りました。
「あんじゅさん・・・・実はあれからすぐ彼にお別れを告げ、新しい人生を歩み始めました。ところが先日彼から「京子の為に全てを捨てるから・・・もう一回戻って来て欲しい。もう一度考え直してほしい。結婚して欲しい。」と連絡が来たのです。なにか、なんとも言えない気分です。もうどうして良いのやら・・・」
「京子ちゃん・・・冷静になってね。自分の人生は自分が決める、そうお話ししました。私が貴女に「もう戻ってはいけません」とか「そんなに言って来てるなら彼の所に戻りなさい」等とは言えません。貴女の人生ですから貴女が決めなければ、後悔するのです。もし戻るなら彼の全てを受け入れられるかどうかです。答えは急がなくて良いです。でも京子ちゃん。私が言える事が一つあります。
結婚は安穏より辛い事の方が多い。もし二人の関係が険悪になった時彼が「だって京子がこの状況でも結婚を望んだから、僕は全てを捨てて結婚したのにどうしてくれる?」等と、自分が全てを捨てた事を常に引き合いに出して貴女を責めるような事をおっしゃる人か否かは8年お付き合いした貴女だけにしか解りませんので、慌てて答えを出さず今一度冷静になって彼をよく見て答えを出して下さい。未来、彼が全てを捨てた事を貴女の責任にしない人間かどうかです」
 
「あんじゅさん・・・ありがとうございます。彼には幸せになって欲しいと思っていますが、その彼の傍にもう自分は居ない・・・それが私の答えだと思います。あれから亡くなったお婆ちゃんを感じて肩が熱く感じる事があります。いつも見守っていてくれて有難いです」
その後、彼女がどのように結論を出されたのかは解りませんでしたが、きっと自分自身が決断した事にまっしぐらに向かって下さっていると私は思っていました。
すると・・・・先日
 
「あんじゅさんこんにちは^^8年付き合った彼とはすっぱりとお別れして、人生の再スタートを切っています。
そして・・あんじゅさん。なんと新しい彼氏が出来ました。こんな展開に自分自身がとても驚いていますが更に新しい人生のスタートを切りました。
まだまだこれからですがとても幸せです。お互いを思いあって楽しく、豊かに過ごせたらいいなと思っています。
本当に・・・素晴らしいパワーの「白雪姫」に感謝です。ありがとうございました」
 
きゃーー京子ちゃん。良かったね。貴女は本当に美しい、優しい、しっかり者。人生を共にする伴侶が出来ない訳はないと思っていました。
元の彼との8年を「無駄」にせず、あの8年こそが有意義だったと思える程、最高のお幸せを掴み取って下さい。
いつもお幸せをお祈りしています。素敵なご報告をありがとうございました。
 
女が別れを決める時・・・・それは愛の女神が微笑む時
更なる運命の出会いの扉が開く時なのです。
貴女は「白雪姫」のように美しいのだから・・・・。