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今日のお話しの内容が内容なので念珠には画像処理をかけまして、現物とは全く違う装いになっていますが、高級石を使用した美しい念珠です。
東京からはるばる阿朱庵にお見えになった綾子さん(仮名)
彼女がお見えになるなり、私は大阪でお世話になった姉としたった人にとても似ていらしたので驚きました。綾子さんは京人形のように切れ長の目で美しい女性です。
彼女のお話し・・・・
彼女のご主人は幼い頃に父親の酷い虐待を受けて育ちました。彼の母親は夫の自分への仕返しが恐ろしくて自分の息子をかばってやれなかったと綾子さんにお話しになっているようです。
彼は幼い頃、父親の虐待から非行に走り当時薬物に手を染めました。
彼の人生はいつも死と背中合わせだったと彼女は言います。
でも・・・彼は荒んだ人生の中でも、良き人との出会いがきっかけで立ち直り、彼女と知り合ったのです。
彼女と知り合ってからの彼は、きっちりと職にも就き今働いています。彼女との結婚の時は彼女の親御さんにも全てを告げ、彼の上司も彼女との結婚を賛成して下さったのです。
ところが最近になり彼の様子がおかしい。するとお世話になっている彼の職場の親方から「俺との約束を破り、違法な薬物ではないが、痛み止めや風邪薬を大量に飲んで、ふらふらで現場に出てきている。そう言うものに手を出さず、更生を約束したのに、約束を破るなど許さん」と彼女の所に連絡がありました。彼女は驚き、ご主人を連れ親方の所に謝罪に向かいました。親方の逆鱗はなかなか収まるものではありませんでしたが、もう一度チャンスをやるから・・・二度とこんな事が無いようにと、彼を首にはぜず様子を見るとおっしゃって下さいました。
彼女は彼のそんな弱さに怒りと虚しさが込み上げ涙が流れたとおっしぃました。
「あんじゅさん・・・情けないとか、悔しいとか・・・辛いとか・・・もう入り乱れて・・・・。みんな彼を助けようとしてくれているのに、違法では無いにしても、そんな薬を大量に飲んでいれば何か恐ろしい事が起きても仕方ない。体も壊してしまいます。彼のお義母さんは〈綾子さんが居るから、今の息子がいます。感謝しています〉とおっしゃって下さいましたが・・・・私では彼を立ち直らせる事ができないのか?そんなに私との生活が・・・虚しく満たされていないのか?ともう・・・別れようと思いますが、彼を孤独にして、私だけが幸せにはなれません・・・どうしていいのか解らないのです」
彼女を眺めながら・・じっと聞いているとなにか鱗のあるような煙が彼女の回りにまとってきた。私は「なんだろう?」とみていると、彼と彼女の前世が見えた。彼と彼女は親子だったようです。でも・・・・その前の世か?
更に目くるめく絵巻物のような彼と彼女のカルマを私に見せて来ました。
私は彼女に「貴女・・・残念だけど、彼と別れる事ができません」
「え?・・・・」
「あのね・・・今恐らく貴女と彼の前世でしょうか?凄い勢いで見えて来ます。前世彼は貴女の父親であろうかと思います。でも貴女の父親になったのは理由があるようですね。その前の世も、またその前の世も貴女がたは男女で出会い愛し合ったと思われますが、貴女方はいつも悲恋であったようで一度も結ばれる事が無かった。だから今度は絶対に離れない貴女の父になって生まれ変わったけれど、貴女はこの父からも去ったのだろうと思います。
そしてこの世・・・・また貴女を見つけやっとの思いで妻にされています。
申し訳ないですが・・・離婚は出来ないと思います。貴女が去ってしまったら彼は狂うと言わんばかりに貴女を追って来ますよ。別れられないです」
「では・・・そんなに愛してくれているのに・・・なぜ彼はまた薬を使うのでしょうか?」
「綾子さん・・・・薬物は一度使うと数年後にフラッシュバックが起きて、また・・・欲しいと思う事があるようです。私もそんな方をたくさん見ました。
ですから一度薬物に手を染めた人は、生涯に渡り心安らぐ伴侶や家族が必要と私は思います。ただ・・・彼がまた鎮痛剤や風邪薬を飲んでしまうのは、孤独や不幸な気持ちからではなく、今が想像を超える幸せ過ぎるのですね。貴女との生活がお幸せ過ぎて、貴女を失う恐怖の妄想に苛まれるからだと思います。貴女を失う幻覚と妄想が怖いのではないでしょうか?」
「え?・・・・・・幸せ過ぎる?」と彼女は驚かれました。
「あんじゅさん・・・私はどうすれば良いのですか?」
「幾たび次元を超えて、引き裂かれたので、魂がその記憶を彼にフラッシュバックさせるのではないですか?今の状態の貴女は彼に「別れ」を匂わす言葉しか吐かないのではないですか?」
「はい・・・・・彼が心配で愛おしいですが、私と居てもそんな事をするならと・・・厳しく冷たくしています」
「それは反対ですね綾子さん。彼の貴女への思いは恐らく、時空を超えた、過去の経験の恐怖から来ているので「もう二度と去らない」と言う事を彼の魂に教えてあげなければならないのではないでしょうか?」
「あんじゅさん・・・・私は占いとか、ものみとかが好きであちこちよく行くのですが・・・彼が且つて薬物中毒だった事を誰にも決して話す事ができなかったんです。でもあんじゅさんのブログに辿り着き、もしかしたらこの人なら・・・・話せるかもと、今日は来ました。そして彼の言動や行動を見る限り・・・・今日のあんじゅさんのお話が私の心にストンと入ってとても理解できます。でも・・・彼の魂にどう私の思いを伝えて良いか解りません」
「彼はロマンチストですね。彼を抱きしめて・・・心配ないから。もう二度と去らないからと彼が安心するまで伝えて下さい」
すると・・・・彼女の回りに浮遊していた鱗のような長いものが、少しくっきりして来て見えて来ました。
「ご主人は龍とか蛇とか好きですか?なにかそのような信仰をされているのでしょうか?明らかにご主人のオーラをまとった龍のようなちょっと金色の鱗の有るものが貴女をしっかりと守っています」
「えぇ~~~~~。あんじゅさん。主人はそのような色合いの蛇を大切に飼っています。え~~~信じられない」
すると・・・私にもっと信じられない事が起きて来ました。
その金色の蛇は自分は彼の化身で、彼が仕事等で彼女から離れている時は、彼女を守って常に傍に居る・・・」と言うのです。そして「ちょっとお体をお借りしたい・・」と
私に乗り移る?よく解りませんが私の中に入ってきてしまいました。
私は彼女に言いました。
「綾子さん・・・彼の気持ちを今から私が話すと思います。蛇が入ってきてしまったので急ぎますね・・・・・」
「俺を捨てないで・・・・傍にいて抱きしめて・・・・・・・・ずっと傍に居て・・・」
すると蛇は私からすっと出て行きました。
この体験は私も人生初かも知れません。
彼女は「今まで・・・あんじゅさんの言う事の反対ばかり彼に言ってました。また変な事したら絶対別れるとか、別れるのは簡単だからとか、喧々囂々に叱りつけて・・・・抱きしめて離れないなんて言った事なかったです。私は彼が私と別れるのが怖くて、そう言うふうに言うと、もう薬に手を出さないと思っていたから、わざと別れを口に出して抑止力にしていました。でも・・・それが彼を孤独にしていたのかも知れません。私・・・あんじゅさんに逢えて良かった。
もう一度・・・・彼を抱きしめて「絶対離さない」と言ってみます。ありがとうございました」
暫くして彼女にお念珠が届きました
「あんじゅさん・・・美しい念珠をありがとうございました。出来上がるのを心待ちにしていたので嬉しくて仕方ないです。あんじゅさんのところでの出来事を全部、主人に話しました。思い当たる処が多々あったのだと思います。念珠を自分も欲しいと言いましたので、ご依頼をしたいと思います。化身の蛇の話をすると、夜も遅いと言うのに・・・・例の蛇のゲージを
懸命に掃除してました。驚く体験でした。ありがとうございます。主人ともう一度・・・がんばります」
綾子さん・・・彼は肩で風を切ったお若い時が有ったかと思いますが、
誰かに愛されたい一心で孤独を生きて来られたと思います。
淋しがりやですね。彼と生涯を生き抜く事は貴女のこの世の偉大なお役目なのかも知れません。お二人のお幸せを祈っています
愛しきものに沿わぬ・・・わが化身の巳となりて・・・・
未来永劫に守りゆき・・・その手離さじ・・・・・
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