2011年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」により、
東北地方を中心に大きな被害がもたらされています。
東北地方太平洋沖地震で被災された皆さま、ご家族が同地域にいらっしゃる皆様に心よりお見舞い申し上げます。
こんな時だからこそ、伝えたいことがあります。
地震、原発、放射線、計画停電、などなど、暗い話題が多いです。
そんな話題をきいていると、こちらの気分も滅入ってしまいますよね。
知り合いの心理カウンセラーが、そんな状況への警告を書いていました。
原文そのまま転載しますので、是非、参考にして頂ければと思います。
【すべての方へ】災害時のメンタルケアについて
知り合いの臨床心理士からとても有益な情報をいただいた。
皆さんと共有したい。
以下、ほぼ全文をそのまま流します。
【災害時のメンタルケア】
◆1.今こそ自分自身のメンタルケアを。
今はまだ地震直後であり、だれでもアドレナリンが噴出している時です。こういう時は何かをしたくてたまらなくなりますが、まずはその自分自身の感覚に意識を向けてみましょう。細々意識してみることをトラッキングといいます。
自分自身に対するサポートを最初にしてください。
私たちが落ち着いているか、不安エネルギーをまき散らしているかによって、様々なことが違ってきます。
◆2. テレビの視聴には気をつけてください。
*特にお子様、感受性の強い老若男女の方々。
身体がだるくなったり、ボーッとしたり、涙が出てきたり、妙な罪悪感が湧いてきたり、不安状態にある自分に気づいたら、即刻テレビを消すか、必要なニュース速報のみが流れてくる全く違う番組にしてください。
テレビで繰り返し繰り返し流される悲惨な映像は、非常に強い吸引力を持ちます(とかく最近のメディアは人々の不安をあおるのが特徴です)。
人によっては催眠にかけられたようにテレビの前から動けなくなる人もいるでしょう。
こうした映像に何度も何度も自分をさらすことは、何の役にも立ちません。
***私たちが生きていく為に必要な情報が得られれば、それだけでいいのです!***
トラウマの渦の引っ張り込む力はとてもとても強力です。
サンフランシスコ大地震の時は、繰り返されるメディア報道が人々にもたらすネガティブなインパクトは甚大だったといいます。
◆3. 今一番に必要なのは、身の安全を確保することです。
避難場所、食べ物、人々が安全かどうかをチェックすることが優先です。
◆4. そして非常時に最も大切なのは、人とのコミュニケーションです。
人を求めるのは、とてもとても自然なことです。
その時の自分の思いを言葉にして、所属するコミュニティでシェアしたり、身近な人に伝えてみてください。
もちろん、手段はメールでも構いません。
「メールに書きながら落ち着いてきました。大丈夫です」とおっしゃる方、多いです。
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特にメディアが繰り返し繰り返し流す悲惨な映像によって距離が保てなくなり自分が生きていることに罪悪感を感じてしまったり全く逆に現実感を失って自分がここにいる感覚がボンヤリしてしまったり・・・という声が私の元に次々届いております。
それで上記の文章を配信することにしたのですが、
「私の状態がそうでした!!そうだったんですね!」
という反応が今度は返ってきています。
是非皆さんに教えてあげてください。
自分を見失うことなく
冷静な判断ができるように。
命が守られますように・・・。
日本はや私たちは今試されているんだ
~~~~~~~~~~転載ココマデ~~~~~~~
また、こんな情報もありました。
東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/chusou/video/leaf/files/saigai.pdf
社団法人 日本小児科医会
http://jpa.umin.jp/download/kokoro/PTSD.pdf
こんなときだからこそ、心のケアも大切です。
そして、人とのつながりを再確認するいい機会です。
みなさん、ここが正念場です。
日本復興にむけて!