お久しぶりです、こんにちは。
いやぁ、先日同じマンションの家族と家呑みしたあと、3日くらい頭と胃が重い日々をすごしていました。
その後は、仕事が忙しく、また、プライベートでちょいといろいろありまして、なかなか更新が出来ない日々が続いていました。
そして、やっと待ちに待った三連休!(まぁ、更新中の今は、もうすぐ終わろうとしていますが・・・)
三連休の最初の土曜に、予告どおりいつものどかどか団
に行って参りました~、家族で。
いやぁ、いつもいつも大将スンまっせん、2歳児連れて居酒屋、お騒がせします。
どかどか団
も、部署異動になって新宿勤務になってから、1ヵ月ぶりくらいの出勤の為、お勧め料理がずいぶん変わっていました。
鶏わさ、とうもろこし、なんかをはじめ、ササミ串カツがなんともいえません。
大阪新世界の二度漬け禁止を思い出させるような味でした。
さて、そんななかで、お酒のラインナップも少しかわっていて、少し珍しい焼酎を頂いてきました。
青一髪 (せいいっぱつ) 25度以上26度未満
長崎県雲仙市にある、久保酒造の焼酎で、原材料は麦です。
原料の仕入から出荷まで、たった一人の職人によって造られるこだわりの一本で、よって生産量は非常に少ないです。
麦麹でつくる麦焼酎だから、麦の香ばしさが主体の酒かとおもいきや、麦の香ばしさ・・・人によっては、クセという味が穏やかで、代わりに麦焼酎らしからぬふくよかな甘味が広がります。
うーん、こいつは芋焼酎ですよと言われても納得してしまうかもしれません。
麦の甘味をここまで引き出している焼酎に、初めて出会いました。
最後のキレも抜群で、もうちっと、戻りが物足りない感じもしますが、すっきりとした喉越しが旨い酒でした。
原酒で呑んでみたいなぁ、と贅沢なことを考える酔っ払い管理人です。
さて、この「青一髪」という言葉の意味は、江戸後期の儒学者にして詩人(というカテゴリーでは括れないが)である、頼山陽(らいさんよう)の言葉からとっているようです。頼山陽の作に「泊天草洋」という題の漢詩があります。
雲耶山耶呉耶越 雲か山か呉か越か
水天髣髴青一髪 水天髣髴青一髪(せいいっぱつ)
万里泊舟天草洋 万里 舟を泊す 天草の洋
煙横蓬窗日漸没 煙は蓬窗(ほうそう)に横たわって 日 漸やく没す
瞥見大魚跳波間 瞥見す大魚の波間に跳るを
太白当船明似月 太白(たいはく=金星)船にあたって 明るきこと月に似たり
あれに見えるは雲であろうか。山であろうか。それともシナ大陸の呉の地か越の地か。
水と空とがあたかも青い髪の毛を張ったように一線を画して連なっている。
はるばる京洛より来て、この天草洋に舟泊まりする。
夕靄は静かに船の小窓をこめて太陽は次第に西の海に沈んでいく。
おりしも大きな魚が突然波間に跳ねるのをみた。
空には宵の明星(金星)が出て船を照らしておりまるで月のように明るい。
つまり、青一髪とは頼山陽の表現で「水平線」のこと。
まあ、それにしても天草から海をながめて「大陸」が見えるはずはないですね。
さすがに奇抜な着想、大胆な行動で知られる頼山陽です。
返して、原材料選びから瓶詰めまでの全てを1人で行う酒につけた、水平線の銘。
その一節をとったこの酒は、どんな想いで造られているのでしょうか?
並々ならぬこだわりで出来た酒ではなかったです。
機会があれば、是非一度は呑んでみるさけですね。
ところで、二時間半ほどどかどか団で呑んでいたのですが、他のお客さんの注文でびっくりしたのがありました・・・。
「富乃宝山をレモンの酎ハイで!」
えぇー!芋焼酎にわざわざレモン果汁と炭酸を混ぜるの?? しかも宝山に!
酎ハイにするなら、本格焼酎じゃなくて、甲類焼酎でやりましょうよ。
百歩譲って、本格焼酎で酎ハイするなら、レモンとかライムとか果汁は抜きで、単にソーダのみで割ってください!
あぁ、大将はどんな気持ちでオーダー受けてたんでしょう・・・。
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