主婦を科学の視点で幸せにする♪
幸せワガママ研究所の大谷奈緒美です。
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理学博士で二児の母、仕事はフリーランスでいろいろの視点から書いてるブログです。プロフィールはこちらから→🌟
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私も一応お母さんなので、育児関係の本や雑誌を見ることがあるんだけど、いつも不思議なのが
「子供に怒ってしまい、あとから後悔する」
っていうお悩み。
後悔するって分かってるなら怒らなきゃよくない?もう何回目かなんでしょ?頭悪いの?って思っちゃうんだけど、よく見かけるお悩みです。
実在するお悩みなのかは分からないけど、「怒りをコントロールする」っていう方法が講座にもなってるらしいから本当なのかなぁ。
怒りだけじゃなくて、感情をきちんとコントロールできることは、幸せや収入、社会での地位に関係あるってことが分かってるから、自分なりの方法は見つけたいね。(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4175372/)
ということで今日は「幸せわがまま研究所」のプログラムの中から「子供に怒って後悔する」っていうような事態を招かないためにやってることを書いてみるわ。
そう、分かっているとは思うけど、子供に怒っても何にもなんないよ。
もちろん、決まった時間に勉強しないとか、靴を脱ぎっぱなしとか、怒りたくなる原因はあるんだと思う。
でもね、大人になれば言葉で伝えられた内容が頭に残るかもだけど、子供には「お母さんが怒ってる」という怒りのエネルギーしか伝わらない。
だからそのネガティブなエネルギーをスルーするスキルしか身につかないし、だから明日も同じことをやる。それじゃお互い、良いことないよね?
まずは、何があっても「怒っても仕方がない」と心の中で呟く癖をつけよう。
あなたが怒って後悔するのは、それが自分自身のストレス発散であって、本当のところ「子供のため」ではないことをあなた自身が気づいている証拠なんだよね。
子供に対して怒りたくなっちゃった時に考えるべきなのは
・「子供のため」という思い
と
・怒りという感情
の2つのポイント。
そもそもあなたは「子供のため」を思って怒っているはず、なんだけど、本当はそれは違う。
単純に、あなたは、子供にあなたが思う行動をとって欲しいだけ、なの。
あなたは自分がやりたくないことを強制されて、素直にやりますか?私ならやらないけど。だから子供も反発するし、それであなたの怒りも増幅されるってわけ。
だから私は子供に対して基本的に怒らないわ。やって欲しいことは言ってみるけど、やってもらえないなら自分でやる。
だってそれは「私が」やって欲しいことだから。
まぁでもあれですよ。普段怒らないし、普通よりも甘やかされて育っていることを子供たちも自覚しているから、一喝すれば言うこと聞きますよ。それは信頼関係とかかも知れないなと思います。
あなたがやって欲しいことは本当に「子供のため」になることですか?それって単に「常識だから」とか「みんなやってるから」とか、そんな何の理由もない、自意識による「あなたがやって欲しいこと」ではないですか?
子供に常識は伝わらない。こうこうこういう理由で、今それをして欲しいんだ、っていうんならそれをしっかり説明すべき。きちんと説明して、それをしてくれないとお母さんの気分が悪い、ってことも言っちゃえば良い。
そしたらすぐじゃなくても、いつかきちんと伝わるよ。
「怒り」というのは感情で、躾とか叱るとかのスキルとは別です。
で、感情を爆発させることを私は悪いとは思っていません。だからキレるとすごいです。
感情大爆発で、暴力的なほどに怒ります(とても書けませんw)。けれどもそれは、私の信条や在り方を妨害するようなことを子供がした時だけです。
そして、最大限怒って、爆発して、首根っこ捕まえて子供に言うことを聞かせて・・・。それで終了です。爆発しきると妬みも恨みも残りません。後悔もしません。
ママ、とても親とは思えないー
と子供に笑われ、一緒になって笑って終わりです。
そんな風に感情を爆発させられる状況じゃない?そういうこともありますよね。
そんな時はまず、対応することをやめましょう。顔はにこやかさを保ち、息をして生きることだけに専念します。怒りは頭から湯気になって出ていきます。怒りを感じ、嵐が去ってから行動しましょう。
怒りが込み上げてきたら、ぜひ「頭に血がのぼる」ってやつを実感してみて!日本語ってよくできてると思えるよ〜。
結局のところ、あなたが感情をコントロールできないのは、感情をコントロールしたいという大きな理由がないからかもね。
私は子供の頃、母が時折ヒステリーを起こして理由もなく怒られることがあったわ。すごく嫌だった。
だから自分が子供をもったら、そういうことはしないでいようと心に誓ったの。
だから怒らないようにしているし、怒る前に「ママは今、これについてイライラしている」と伝えて、子供たちに、私を怒らせないように注意してもらってる。
あなたが、後悔するような感情を子供にぶつけていているのなら、それは子供よりも自分に甘い証拠。別にそれでも良いけれど、だったら「私は自分に甘いから感情もぶつけちゃうんだもーん」って開き直ってしまいなさいよ。後悔するなんて覚悟がなさすぎるわ。
自分がどんな自分でいたいか、そのためにどんな行動を取るか。
それを決められるのは自分だけだよ。
長くなりましたが最後に、私がやっている感情のコントロール方法をまとめます。
1)ありたい自分を決める
子供の時に読んだ本の主人公みたいにカッコイイ大人でいる!それが目標なの。
2)自分の中の全ての感情を受け入れる。
ドロドロした感情ももちろんあるよ。でもそれが自分自身なんだから、その感情を否定しないで受け入れてしまうわ。
3)事実と感情を区別する
子供が〇〇をやってくれない!キーッ!ってなった時、やってくれないという事実と自分がイライラするという感情を分けて俯瞰する
4)ありたい自分として対応する
事実に淡々と対応するのか、感情に任せて対応するのか、その時々で「ありたい自分」であるように行動する
* * *
もちろん日々、後悔もするし、もっとこうした方が良いって思いながら生きてる。でもなるべく後悔の少ない人生にしたいから、今日も感情と戦うのです。