嵐さんに愛を叫べ -172ページ目

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




「おー、『馬子にも衣装』だな。あれ?お前、また背伸びた?」


「相変わらず一言多いな!『馬子にも衣装』なんて俺が一番わかってるわ!てかこれ、派手じゃね?」


背中越しに鏡を覗いてきた松本さんを振り返る。



「いいだろ、ウチの新作!ちなみに雅紀にはコレな」


「だから、派手なんだって!」


「お前が結婚式に行くスーツなんか持ってないとかなんだとかボヤいてたから、俺が見繕ってやってんだろ?」


「いや、そりゃ、そう言ったけどさ……


完全に言う相手を間違えた。

いや、相葉さんや二宮さんに言ったところで、ここに連れてこられるって結果は同じなんだろうけど。



「遅くなってごめん!って、ぅわ……


社長室のドアが開いて、顔を出した相葉さんが目を丸くして立ち止まる。



「櫻井くん……なんか……アイドルみたいだね」


…………


それって褒めてんの?って突っ込もうと思ったのに、そういった後に相葉さんが恥ずかしそうに笑うから……


「えっと……あり、がと……


どこを見たらいいのかわかんなくて、足元に視線を落とした。



「はいはいはい。二人の世界に入んのは後にして。雅紀はこれ、着てみて」


「えぇ?これ?派手じゃない?」


「絶対似合うから」


それこそアイドルかよってくらいのウィンクをバッチリ決めて、松本さんが相葉さんにスーツを渡して試着室に押し込んでから、俺を振り返る。



「相変わらずだな、お前ら。やる事ちゃんとやってんの?」


「は?」


「まさか、付き合い始めて半年経つのに、まだチェリーくんなわけ?」


松本さんが俺に顔を近づけてニヤリと笑うから、思わず手でその顔面を押さえて突き放した。



「うるせぇよ、エロじじい!スケベが伝染るから近寄るんじゃねぇ!」


「お前、顔はやめろ、顔は!っていうか、スケベが伝染るってなんなんだよ!」


そう言いながら松本さんが想像通りだわって呟いて、ひとりで笑っているのを半ば睨むように見つめていたら、試着室のカーテンが開いて相葉さんが出てきた。


「潤……これで櫻井くんと並んでたらさ、目立ち過ぎない?」


頭ちっちゃくて、手足は細くて長くて、それこそそこら辺のアイドルやらモデルなんて、目じゃないくらいに美人でかっこいい。



「おー、似合う似合う。雅紀は何着ても様になるな。

とりあえず、写真だけ撮らしてよ。ちょうど今日、智がシフトに入ってるからさ」


ちょっと待ってて、と片手を上げて松本さんがインカムの呼び出しボタンを押した。



……相葉さん、やっぱカッコイイな。てか、相葉さんこそ、アイドルみたいじゃん」


「アイドルって……もう24だよ?」


相葉さんに近づいてそう言えば、困ったように笑う。


「年齢なんて関係ないだろ。かっこいいって言ってんだから素直に喜べよ」


……うん、ありがと」


「うん。素直でよろしい」


こうやって毎日、少しずつ距離が縮んでいって、よく笑うようになってくれた相葉さんがいてくれるだけで、俺は本当に幸せで。

いやそりゃ、あんな事やこんな事もしてみたいって思ってはいるけれど。



「櫻井くん?どうしたの?」


「え?」


「なんかひとりで真面目な顔したり、にやけたりしてるけど」


つんつんと俺の頬を突っついて、相葉さんが柔らかく笑う。

もうすぐ出逢ってから1年になるのに、いろんな表情を見る度に『好きだ』って気持ちがでっかくなっていくのはどうしてなんだろう。



「やっぱ、俺の恋人は最高だなって思ってただけ」


「えっと……ありがとう……?」


首を少し傾げて恥ずかしそうに笑うその笑顔に、俺の心臓は破れんじゃないかってくらいでっかい音を立てた。