Miles away 10 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



「智くん!!


しょーくんが怒ったような声をあげたけど、俺の手の中にいるそいつを見て、ちょっと待ってて!って叫んで走って行った。



「お腹、空いてないかな?」


「さっき落としたやつだけど……食べるかな?」


潤とかずが、さっきばらまいたスナック菓子をひとつずつ手に持って、恐る恐るそいつの前に差し出す。


「かぁ」


小さくそう鳴いて、潤の手からスナック菓子を食べて、食べ終わったら、今度はかずの手から食べる。



「うわぁ!かわいい!」


「もっと食うか?」


かずと潤が嬉しそうにそう言って、もうひとつずつスナック菓子を手に取った。



「カラスって怖いと思ってたけど、よく見ると可愛いんだね」


「こいつはホントにかわいいな!」


潤が恐る恐る、手を伸ばして頭をそっと撫でる。


「怪我してるんだね。どうしたんだろう」


左側の羽をうまく畳めないでいるそいつをみて、かずが顔を歪めた。



「急に落ちてきたんだよ」


かずと潤がぐるりと周りを見渡した。


「仲間、いなさそうだよね」


林の中はしーんと静まり返っていて、なんの鳥の鳴き声も聞こえなかった。



「お待たせ!」


しょーくんが息を切らして帰ってきて、ちょっとごめんね?って、そいつの羽に手を伸ばした。


「わ、暴れるなよ。消毒するだけだから、ちょっと我慢して」


しょーくんにじろりと睨まれて、俺もそいつの羽を伸ばすのを手伝った。

最初は嫌がってたそいつも、撫でていてやったらおとなしくなる。



羽毛があるから傷口がよく見えないけど……って言いながらしょーくんが慣れた手つきで消毒して、その後でそっとそいつの首を撫でた。


「よし、おわり。頑張ったね」


「かぁ」


「こいつ、大丈夫かな」


「ん、きっと大丈夫だよ。ここ、神社の裏だし」


しょーくんの言葉に、俺たちは首を傾げる。



「カラスって、今は不吉な鳥みたいに言われてるけど、昔は、神様の使いだって、神聖な鳥って思われてたんだよ。

ほら、サッカーのマーク知ってるだろ?八咫烏なんかは、神様として祀られてるからね」


「さすが、翔くん物知りだね!」


潤が嬉しそうな声を上げる。



「だからきっと、ここならこいつも大丈夫だよ」


な?って優しい顔でそう言ったしょーくんが、俺の手の中にいるそいつをそっと優しく撫でた。