Ups and Downs 15 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




…………


てっきり、どこかの店に行くもんだと思ってたのに、連れてこられたのはタワーマンションの入口で……驚いて横を向いた俺に、相葉くんが肩を竦めて笑う。



「この間、美味しいコーヒー豆貰ったんだよ」


エントランスを開けて、どうぞーって俺の背中を押す。



「いや、ちょっ……大丈夫?」


「だいじょぶ!」


はい乗って乗ってー!って、エレベーターの中に押し込まれて、くふふふふふふって笑った相葉くんが、最上階のボタンを押した。

ボタンに書かれた数字に驚いて、息を飲んだ。


……高っ……


「え?」


……何でもない」


「くふふ、嬉しいな。家に人呼ぶって、すっごい久しぶり!」


ポーンって音がして扉が開く。



「うわ、すっげ……!」


「眺めは最高だよー」


眼下に広がる街並みが、キラキラとイルミネーションのように光る。綺麗だと思った瞬間に、自分が今、どこにいるのかを思い出して、背中がぞわっとした。



「高ぇ……


……もしかして、櫻井くん……高いとこキライ?」


……ハイ……


「そうなんだぁ」


にっこりと微笑んだ相葉くんが、僕の家こっちだからって俺の腕を引っ張った。

同じくらいの背の相葉くんの向こうに、夜景が広がる。


もしかして、と思う間もなく 相葉くんが鍵をあけてドアを開いた。



「どうぞー」


「お邪魔しまーす」


「洗面所、そっちね。適当に座ってて?」


コート、預かるねって相葉くんが俺のコートを持って隣の部屋に消えていく。



シンプルだけど、殺風景なわけじゃなくて、初めて来たのに何だか落ち着くのはなんでだろう。


唯一ごちゃっとしてるのは、テレビの前とテレビの横に置かれたオーディオセットの前だけ。

ディスクが数枚、乱雑に置かれていて、きっと昨日の夜とか、今日の朝とか、使ってたんだろうな、なんて思ってみたり……


って、詮索してるみたいな自分が急に恥ずかしくなる。



「あ!」


ふと、視線を移した先に見つけたものに声を上げる。


「え?」


キッチンから相葉くんが、どうしたの?って俺を見た。



「これ!この限定版!持ってんだ!」


数年前に解散したバンドの最後のアルバム。限定版はあっという間に売り切れて、手に入れられなかったやつ。


「あ、それ!櫻井くんも好き?!」


コーヒーのいいにおいと一緒に、相葉くんの嬉しそうな声が俺に届いた。