花火 35 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




絵本の棚の前ででっかいため息をついた。
俺のドキドキはなんだったんだ!って思うくらい、何事も無かったように、いつも通り。

相葉さんにとっては、何でもないことだったのかもな……
そう思ったらまた、でっかいため息が零れる。

絵本をパラパラめくっても、全然頭に入ってこなくて、また ため息をこぼした時だった。


「何回ため息ついてんの?幸せが逃げちゃうよ?」

くふふって、後ろから聞こえた柔らかな声。


「…あいば…さん」

「あ、それね、面白いよ。この間の『おはなし会』で読んだら大ウケだった。あとはねー、このへんがオススメかな」

相葉さんが指さした棚の本を何冊か見ていたら、相葉さんがあのさって、ぼそりと呟いた。

「え?」

「本借りたら、公園で待ってて」

小さな声でそう言って、あっという間に部屋から出ていく背中を呆然と見送った。


聞き間違い、じゃないよな?
公園で待っててって言われたよな?

手に持っていた絵本を落としそうになって、慌てて持ち直してから階段をバタバタと下りてカウンターに向かう。


「あれー!久しぶりだね!」

「ども」

「相葉くんに会った?さっき、お昼に入っちゃったんだよねぇ…この間の『おはなし会』で、もうひとりの先生いないの?って子供たちがすごいうるさくて参ったって言ってたよ。またさ、時間があったらボランティアやってよね?」

にこにこと話す長野さんに『はい』って返事をしながら、考えてるのは相葉さんの事ばかりで……


昼休みなんだったら、公園で少し話せる?
まだ、謝れてないし。


「じゃあ、また」

長野さんに頭を下げて、急いで公園に向かう。
夏に相葉さんとおにぎりを食べた公園。
潤と3人で座ったベンチに座る。

相葉さんのことなんて、全然何も知らないけど。
あの時より、今の方がずっと分かんないことが多いけど。

でも、それでも…

相葉さんが気になるんだ。
また、会いたいって思うんだ。
俺を見て笑ってほしいって、そう思うんだ。


耳元でがさりと音がして、びっくりして顔を上げたら、コンビニのビニール袋を俺の耳の横に差し出した相葉さんが、くふふって笑う。


「一緒に食べよ?」

はいって渡された肉まんを、ありがとうございますって受け取った。