花火 33 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



「いい身体してんな、翔ちゃん」

制服を脱いだら、後ろから二宮さんの声が聞こえて、びっくりして振り返る。

「わ!居たんすか」

「へそピしてんの?うちの制服じゃ見せられなくて残念だなぁ……」

慌ててシャツの前を合わせてボタンを止めた俺を見て、ふふんって楽しそうに笑う。

「智、エプロンの付け方もちゃんと教えてやれよ?着替え終わったら掃除頼むね」

「はーい」

智くんがのんびり返事をして、二宮さんがカウンターの方へ戻っていく。


「おおー、翔くん、かっけーな!」

「智くんも、かっこいいじゃん」

黒いシャツに黒いパンツに細めの赤いネクタイ。学校の制服と色が違うだけで、こんなにイメージが変わるんだな……


「翔ちゃん、なにしてんの?」

掃除が終わったあとに、グラスやら皿の運び方や置き方を二宮さんが教えてくれながら笑う。

「エプロン、何でこんなに長いんですか?めっちゃ歩きづらいんですけど」

「ふふ。すぐに慣れるよ。よし、練習はそんなもんでいいかな」

お疲れ様って目の前に置かれたグラス。


「ノンアルコールだから、飲んでも大丈夫よ?」

「これ、なんですか?」

「サラトガクーラー。モスコミュールのノンアルコール版ね」

「これにも、カクテル言葉ってあんのか?」

「智、お前は年上に対する態度を改めろ」

「いいじゃん、別に。で?カクテル言葉は?」

「知らねぇよ、そんなの。いちいち覚えてないっての。覚えてなきゃいけないのは、シェリー酒とポートワインくらいだよ。その2つはその気がなかったら絶対受け取っちゃダメなやつね」

わかった?って念押しして、俺まだ仕込みがあるんだよってカウンターの奥の厨房に二宮さんが消えていった。


「翔くん、調べてよ、これ」

「なんで自分でやんないの」

「ケータイ、いま壊れてんの」

「マジで」

「マジで」

んふふって笑って、智くんがグラスを傾けた。
スマホを取り出して検索する。

「これは出てこないけど、『モスコミュール』は『その日のうちに仲直りする』だって」

『仲直り』の言葉がちくっと刺さる。

「んふふー。変なの。まぁ、でもそうかぁ……時間が経つと仲直りってしづらくなるよなぁ……」

「そう、だね…」


あの日の、相葉さんの顔。
あんな顔、させたくなんてなかったのに。
いつまでも逃げてちゃ、ダメだ。
明日は、図書館に行こう。
図書館に行って、それで……

俺を見てふわりと笑う、相葉さんの笑顔を思い出しながら、グラスを一気に空にした。