ソファの下で転がっていたおーのさんが、俺を見上げて言う。
「平将門が討たれた日」
「へ?」
間抜けヅラなおーのさんを見て、くふふって笑う。
「あー、菅原道真が右大臣に就任した日かなぁ」
「はぁ……」
「あとマ〇シアと、の〇ピーの誕生日」
みるみるうちに、おーのさんの口がとんがっていく。
「かああああずううううう」
ソファに座っていた俺の、腰のあたりにおーのさんが、飛び込んできた。
「うわ!何すんですか!」
ぐりぐりお腹に頭を押し付けてるおーのさんの背中をぽんって隠しておいた箱で叩いた。
「ん?」
「バカじゃないの」
ちゃんと、用意してあるに決まってるじゃん。
どうやって渡そうかなって考えてはいたけど、さ。
「バレンタインデー、でしょ」
「これ、俺に?」
「他に誰がいるのよ。いらないなら、自分で食べるけど」
「いる!いるいるいる!いるに決まってんだろ!」
©️あみん
ありがと!嬉しい!ってまたぐりぐりするおーのさんの頭にそっとキスした。
「かぁず」
俺を呼ぶ甘い声。
「チョコ、一緒に食べよ?」
綺麗な指がリボンを解いて、チョコをひとつ、取り出して、ぱくりと口にいれる。
「おいしい?」
「ん、んまい」
そのまま、重なる唇。
アンタの甘いにおいと、チョコの甘いにおいに、くらくらする。
「かずも、食べて?」
差し出されたチョコを口にくわえたら、おーのさんの手が、シャツの中に滑り込んで……
「かず……ごめん、やっぱり我慢出来ない」
って、俺の手を引いて立ち上がる。
迎えの時間まで、あと1時間だよ?
本当は夜にゆっくり、とか思ってたけど。
急に色を変えるアンタは、嫌いじゃない。
嫌いじゃない?
むしろ、好き。
立ったまま、貪るようにキスをして、そのまま、寝室へなだれ込む。
チョコレート色のアンタの布団。
「かず、甘い」
「チョコ、食べたからでしょ?」
「チョコより甘い」
チョコに溺れてるみたいな、アンタとの甘い時間。
やめられなくて、ほんとに困るんだけど。
「かぁず」
俺を呼ぶ声はほんとに甘くて……
「溶けちゃうよ」
呟いた俺に、また優しいキスが降ってきた。

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と、言う訳で♡
皆様♡Happy Valentine's-Day♡でございます。
こちら、いつも素敵な絵を披露してくださっている あみんちゃんとのコラボになっております♡
絵を見せてもらって、これでお話書いて♡って可愛くお願いされちゃったらもうね!オネーサン張り切っちゃう(*´艸`*)
こんなお話で良かったのかな( ̄▽ ̄;)と思いつつ、楽しかったです(*´艸`*)
声かけてくれてありがとう♡またやろうね♡
題名の『楂古聿(サコイツ)』って、なんじゃ?と思われたそこのアナタ!
そのまま、ググって(笑)
漢字じゃなくても、カタカナでちゃんとヒットしますよん(*´艸`*)
皆様にも素敵なバレンタインになりますように♡

